上田市の感染警戒レベルを5に引き上げ「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」を発出します(PDF:863KB)
趣旨
上田圏域における直近1週間(9月9日~15 日)の新規陽性者数は55 人、人口10 万人当たりでは28.34 人となっており、前週と比較して2.9 倍と激増しています。
感染経路不明者から家族や職場に感染が拡大する事例のほか、飲食店における感染などのリスクの高い事例が発生しており、東信地域の確保病床使用率は44.0%(R3.9.15 時点)まで上昇しています。
一時50%を超過した全県の確保病床使用率が25%を下回ったことから、9月14 日には医療警報を解除したところですが、上田圏域における感染がさらに拡大すれば、全県の医療提供体制にも大きな影響を及ぼす恐れがあります。
「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」の発出
感染警戒レベル5相当となった上田圏域のうち、感染の拡大が顕著な上田市の感染警戒レベルを5に引き上げ「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」を発出(本日から9月29 日まで。)します。
上田市における県の対策強化について
上田市におけるさらなる感染拡大を防ぐため、県として実施する感染症対策を強化します。上田市にお住まいの皆様、訪問される皆様、事業者の皆様は、別紙「『新型コロナウイルス特別警報Ⅰ』の全県発出に伴うお願い」に加え、次に掲げる県の対策にご協力いただくようお願いします。
(特措法の根拠規定を記載した取組以外は、長野県新型コロナウイルス感染症等対策条例(令和2年長野県条例第25 号)に基づき実施するものです。)
(1)お住まいの方、訪問される方への協力要請
①人と会う機会を普段の半分以下とするよう協力を要請します(特措法第24 条第9項)
- 大人数の集まりや人混みを避け、様々な集まりは中止又は延期を
- 買い物は回数を減らし、少人数ですいている時間に
- 職場では在宅勤務やテレワークの活用のほか、休暇取得の奨励を
②感染防止対策が不十分な店舗や施設の利用を控えるよう協力を要請します(特措法第24 条第9項)
酒類の提供を行う飲食店に限らず、感染拡大予防ガイドラインを遵守していない等、感染防止対策が不十分な店舗や施設の利用を控えるよう要請します。
(2)事業者の皆様への協力要請
①職場における感染防止対策の徹底について協力を要請します
労働局作成の「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」や日本産業衛生学会作成の「職場における新型コロナウイルス感染症対策のための業種・業態別マニュアル」を参考に、職場の感染防止対策を改めて点検・徹底するよう要請します。
(3)子どもへの対策
① 県立学校においては、感染症対策を講じても、なお感染リスクの高い活動については、中止または延期します
- 感染リスクの高い学習活動の中止
- 安全な実施が困難である学校行事の中止・延期
- 部活動の活動時間の短縮と、学校が独自に行う練習試合、合宿の中止
② 市町村立及び私立の学校設置者に対して、県立学校と同様の対応とするよう協力を要請します
③ 保育所等設置者や子どもの居場所を管理・運営する者に対して、感染防止対策を講じてもなお感染リスクが高い活動の中止・延期と感染防止策の徹底について協力を要請します
(4)県が実施する対策
① 市と連携し事業者に感染拡大予防ガイドラインの遵守等を強力に働きかけます
上田市と連携し、個々の事業者、店舗へのガイドラインのさらなる徹底の働きかけ・支援策の紹介や県接種会場での従業員の方へのワクチン接種の勧奨を行うとともに、飲食店、宿泊施設等の事業者に対しては、県が定めた感染対策を講じる「信州の安心なお
店認証制度」への登録を働きかけます。
② 酒類の提供を行う飲食店の従業員及び利用客に対し積極的な検査を行います
市町村と連携し、酒類の提供を行う飲食店に勤務している方及び利用された方で、発熱やだるさなどの症状のない方に対して集中的なPCR検査を実施します。
新型コロナウイルス感染症に係わる差別や誹謗中傷は絶対にやめてください。
新型コロナへの感染は、注意していても完全に防ぐことはできません。仕事や家庭の事情等で緊急事態宣言発出地域等から来県される方もいらっしゃいます。様々な理由によりワクチン接種を受けられない方もいます。
差別や誹謗中傷を恐れた受診控えなどは、かえって感染の拡大にもつながりかねません。
「思いやり」の心を持ち、「支えあい」の輪を広げ、県民みんなでこの危機を乗り越えていきましょう。