日別アーカイブ: 2021年4月12日

全県に「医療警報」が発出されました

3月中旬以降、急速に感染が拡大しており、直近1週間(4月1日~7日)の新規陽性者数は241人まで増加しています。また、従来株よりも感染しやすい可能性や療養期間の長期化等が指摘されている変異株が県内においても確認されています。

県としては、病床のひっ迫を避けるため、可能な方については宿泊療養や自宅療養をお願いしているところですが、4月7日現在、全県の受入可能病床数に対する入院者の実質的な割合は26.5%となるなど、医療提供体制に大きな負荷がかかっています。上田圏域、長野圏域など新規陽性者の多い圏域の患者の受け入れは全県で対応しており、身近な医療機関に入院できない方もいらっしゃいます。

さらに、全国的な感染の拡大傾向を踏まえると、本県においても、さらなる感染の拡大が懸念されることから、全県に「医療警報」を発出するとともに、全圏域の感染警戒レベルを3に引き上げ(既にレベル3以上である圏域を除く)「新型コロナウイルス警報」を発出します。

今がまさに、入院患者の増加を食い止められるかどうかの極めて重要な局面であるとの認識のもと、大切な命と暮らしを守るため、『「医療警報」発出に当たってのお願い』に沿った行動を切にお願いします。

長野市の一部地域における営業時間の短縮等の要請期間を延長すること及び長野圏域に「特別警報Ⅱ」を発出

長野市については、3月29日に感染警戒レベルが5となり「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」を発出し、3月31日にはさらなる対策の強化として、一部地域における酒類の提供を行う飲食店等に対して営業時間の短縮等の要請が行われました。

長野市の直近の感染状況を見ると、1週間の新規陽性者数は94人と、依然として高い水準となっているほか、飲食の機会を起因とする陽性者が継続して確認されています。

また、長野市を除く長野圏域においても、感染経路が不明の事例が多く、また、医療機関における陽性者の確認などのリスクの高い事例もみられます。

長野県では、全県への「医療警報」の発出により、県民の皆様のご協力をいただきながら、感染症対策の強化を図っているところですが、長野圏域におけるこれ以上の感染拡大は、全県の医療提供体制に深刻な影響を及ぼしかねません。

このため、4月9日までを期限としている長野市の一部地域における営業時間の短縮等の要請の期間が4月15日まで延長されるとともに、本日から4月21日までの間、長野圏域の感染警戒レベルを5として「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」が発出となりました。

詳細はこちらから(長野県ホームページ)