主旨
北信圏域については、4月14日に感染警戒レベルを4に引き上げ「新型コロナウイルス特別警報Ⅰ」を発出しましたが、その後、感染状況が一定程度落ち着きを見せたことから、5月10日に感染警戒レベルを3とし「新型コロナウイルス警報」に切り替えたところです。
しかし、その後新規陽性者数は再び増加し、直近1週間(5月10日~16日)では17人となっています。
これは、県独自の感染警戒レベルにおいて、圏域をレベル4に引き上げる目安となる基準に該当し、また、複数の感染経路不明な事例などのリスクの高い事例が発生しており、「感染が拡大しつつあり、特に警戒が必要な状態」であると認められます。
したがって、北信圏域の感染警戒レベルを4に引き上げ、「新型コロナウイルス特別警報Ⅰ」を発出します。
北信圏域における県の対策強化について
(県民の皆様への協力要請)
- 会食における感染防止策の徹底について協力を要請します
- 感染拡大予防ガイドラインを遵守していない酒類の提供を行う飲食店の利用を控えるよう協力を要請します
(事業者の皆様への協力要請)
- 飲食店などにおける感染拡大予防ガイドラインの遵守について協力を要請します
- オフィスや工場など職場での感染防止対策の徹底を働きかけます
(積極的な検査等の実施)
- さらなる積極的な検査とクラスター対策を実施します
- 高齢者施設等における定期的な自主検査を支援します
県民及び事業者の皆様へのお願い
北信圏域にお住まいの皆様、訪問される皆様、事業者の皆様は、感染拡大地域との不要不急の往来をできるだけ控えることなど、「『医療警報』発出中、特にお願いしたいこと」に沿った対応を徹底してください。
新型コロナウイルス感染症をきっかけとして差別や誹謗中傷が生まれ、苦しんでいる人がいます。また、誹謗中傷をおそれるあまりに受診をためらうことは、重症化のリスクを高めるほか、さらなる感染の拡大を招きかねません。
県民お一人おひとりが「思いやり」の心を持ち「支えあい」の輪を広げ、みんなで乗り越えていきましょう。
県では、市町村等と連携してまん延防止のための対策や医療提供体制及び検査体制の充実を一層推進するとともに、県民の皆様への働きかけを徹底してまいります。
県民皆で力を合わせこの難局を乗り越えていきましょう。