エコアクション21全国交流研修大会から

毎年、エコアクション21の全国のエコアクション21の審査員、中央事務局職員、地域事務局職員、認証・登録事業者の交流を目的とした大会が各地で開催されてますが、今年は10月12日(金)、13日(土)に東京都千代田区神田のベルサール神田で開催されました。テーマは「エコアクション21~課題を克服・活かせチャンスを」でした。言うまでもなく、今回のガイドライン2017年版の改訂の目玉である「代表者による経営上の課題とチャンスの決定」を意識したものである。

偉い先生方の話を聞いた後は分科会でいくつかの班に分かれて、サンプルの企業の環境活動レポートとウェブサイト資料を見ながら、参加者が気付いたことを挙げ、その企業の「課題」と「チャンス」を予想しました。大勢で考えるといろいろと出て、まとめるとかなり「いい線いってるな。」というものになりました。しかし、ほとんどの場合、審査は一人の審査員がすることとなるし、「課題」と「チャンス」を決めるのはその会社の社長であるので、考え過ぎてはいけないなと感じました。

一番、印象に残ったのは基調講演で講師は国立環境研究所の五箇公一先生の生物多様性に関する話、五箇先生はテレビにも出演しているので、ご存知の方も多いかもしれません。「生物多様性は事業活動との関係を説明し難い」と考えていましたが、面白おかしくかつ解り易く説明していただきまして、だいぶ理解が進みました。そのファッションもさることながら、人を引き付ける力や説明のうまさに感銘を受けた次第です。