エコアクション21セミナー 質問と回答

第4回セミナー回答

2022年1月19日にオンラインで開催させていただきましたエコアクション21セミナー第4回(経営に活かすエコアクション21)にご参加いただきまして有難うございました。また、アンケートへのご回答、ご質問、有難うございます

質問への回答を以下に掲載させていただきます。質問1,2は末広講師に、質問3は株式会社エムピー小宮山様に回答いただきました。

質問1: 脱炭素社会の実現には、例えば、EMS(エコアクション21)とQMS(ISO9001など)を統合し、SDGsなどを意識した上で、本業とのマッチングを高める企業活動を行える会社が増えていくことが大切だと認識しました。これからは、一人ひとりが稼ぐ組織・高付加価値を創造できる個人・組織がどんどん生まれていくことが重要だと考えます。今回は、そのヒントを少しだけいただきました。中小零細企業向けの、このあたりのことの勉強会や支援活動は行われているのでしょうか。

 回答1:今回のようなセミナーは毎年開催をしていく予定です。また、ご質問のように現在の取り組みをレベルアップしていきたいとお考えの事業者様には地域事務局にご相談をいただきますと公的補助制度を利用した個別コンサルティング等のご紹介をさせていただいております。

 これから、エコアクション21に取り組むもうという事業者様には今回のセミナーで紹介させていただきました内容で構築・運用をするためのコンサルティングを実施しております。こちらも公的補助制度の利用が可能ですので、詳しくは地域事務局にお問い合わせください。

地域事務局へのお問い合わせはこちら

 

質問2(エコアクション21審査員補より)   脱炭素化に向けて、EA21の事業者に対して2030年までに具体的にどのような取組みを指導すればよいか、ご意見をお聞かせください。

回答2 :PDCA構造を持つEA21は、地球温暖化の原因である二酸化炭素を継続的に削減する道具と位置付けています。登録企業が増えれば増えるほど脱炭素に貢献することができます。

 このような状況から私は30名以下の事業所を対象とした「EA21導入支援のビジネスモデル」を開発しました。経営資源の弱い小規模企業を3時間、3回の訪問でコンサルを行います。今回のセミナーではその構造についてお話しをさせていただきました。

脱炭素の取組は大きく分けると次の2つが考えられると思います。

(1)守りの対策、サプライチエーン要求される二酸化炭素削減をPDCA

構造を持つEA21で 対応する

1)継続的に環境負荷を削減できる原単位による評価のしくみをつくる

 ・経営者が月次でEA21の計画対実績の評価ができるしくみ

  ①付加価値(利益)評価、②環境経営評価、③生産性評価

 ・転記をしないデータ集計の工夫

 ・EA21は経営計画実現の道具と定義し利益の出せるしくみをつくる

2)費用の掛からない省エネによる継続的二酸化炭素削減

3)設備投資や設備更新による投資が必要な継続的二酸化炭素削減

 

(2)攻めの対策、取引先に対して安心と信頼を提供する

1)再生エネルギーの自家消費

 ・太陽光発電、太陽熱、小水力発電などの活用

2)REaction(電力は再生エネ100%で賄う)の採用

3)建物の改修や新築の時、ZEH(ゼロエネハウス)の検討

3)環境、経済、社会貢献による商品開発、プロセス開発を行う

4)資金調達はESG投資や補助金を活用する

 

質問3: 株式会社エムピー様のプレゼン資料P.15で材料の有効活用についてのご紹介がありましたが、この活動で在庫調査後に「指示を出す」ご担当部門をご教示いただければと思います。

回答3:「指示を出す」部署は主に営業、受注管理の部署になります。当社では発注をうけると受注の管理を行う営業事務が資材の発注を行います。その際に在庫調査をもとに指示を出します。また、在庫しているものに営業からあらかじめ「○○が出たら在庫になっている△△を使うように」と指示を出しておくこともあります。      

 

 

第3回セミナー回答

質問への回答を以下に掲載させていただきます。征矢野講師に回答いただきました。(質問は3つあります。)

質問1:太陽光発電に関する質問です。

(1)太陽光発電システムの機材の耐用年数。

(2)それらが不要になった場合、使われている材料はリサイクルできるか、できないものは産廃として処分すると想像するが、その場合のコストはどれだけかかるか。

回答1

(1)太陽光パネルの耐用年数は20年以上、その他の主要部材であるパワーコンディショナは10~15年と考えられています。またガラスや有用金属など材料についてはリサイクル可能となっております。

(2)処分費用の目安としては、処分量にもよりますが、一般的には太陽光設備の総事業費(設備費、工事費一式)の5%と言われています。

 

質問2. 「企業とこれからの再エネ活用方法」資料p23で、電力プランを選ぶに際して、電源構成比、排出係数、電気料金内訳のチェックポイントは何でしょうか。

回答2.:まずStep1として、各電力会社が公表している電源構成比と排出係数の数字を確認していただきたいという点です。各電力会社には公表の義務がありますので、HP等で確認することが可能です。

 Step2として、見積書をもらった後に、料金の内訳がどのように示されているかの確認をおすすめします。内訳に「再エネ賦課金」や「燃料調整費」が含まれていない場合、実際の請求費用の総額とは異なります。
 料金が大幅に安く見える可能性がありますので、ご注意ください。
 ※ただし「再エネ賦課金」や「燃料調整費」は旧電力会社と同額のケースもあります。

 

質問3.: グリーナ㈱様資料16頁でご紹介のあった「第三者所有モデル」についてですが、一昨年の台風19号のような天災などでリース中の太陽光発電設備が使用不可になった場合は、どのような対応となりますでしょうか?

回答3.:基本的には各発電設備は、動産総合保険などに加入するケースが多いため、保険の範囲内で改修・復旧を目指す形となります。そのような場合でも貸主(建物所有者)は責任を負うケースは少ないと考えられます。

 

 

第2回セミナー回答

質問への回答を以下に掲載させていただきます。宇野講師に回答いただきました。(質問は5つあります。)

質問1:審査資料目次について質問です。

(1)文書 7.事故及び緊急事態の想定結果及びその対応策

(2)記録 ⑤環境上の緊急事態の対応に関する試行及び訓練の結果

上記2つの違いについて具体的に教えてください。どのような取り組みをすればいいでしょうか。

回答1

(1)文書7建設業者向けガイドライン47p~50pに記載してありますが自社にとっての緊急事態を想定し、重要度の高い物から対応策を手順書などを作成し準備されることが望ましいです

(2)記録は、緊急事態の想定から、教育訓練計画を立て、訓練を実施し、結果を記録することです。

 

質問2:社員の意識を高める為にはどういった取組みが有効的でしょうか。

回答2

 意識を高めるのは部外者を作らないことが大事です。また、エコアクション21の担当者を複数にする、事務局を時々メンバーを入れ替え環境経営レポートの作成で競わせるなどが考えられます。

 

質問3:事業年度とEA21対象年度は、できるだけ合わせたほうが良い。とお話がありましたが、例えば、事業では2020年4月~2021年3月など毎年度末に環境活動レポート作成しており、EA21審査は2021年10月に控えている場合は、EA21対象年度というのはいつからいつまでになるのでしょうか。

 また、年度末ではなく、審査の月に合わせた(前年8月~翌年9月など)活動に修正したほうが良いのでしょうか。

 

回答3

環境経営レポートの対象期間は審査時期に合わせる必要はありません。事業年度が終了しましたら、2~3か月をめどに発行してください。

環境経営レポートは審査対象の一部に過ぎません。審査の対象期間は前回の審査から現地審査当日までです。

もし、環境経営レポート発行後、なるべく時間を置かずに審査を受けたい場合は審査時期を早める方法があります。詳しくは地域事務局にご相談ください。

 

質問4:エコアクション21ですが、ISO14000と内容がかぶるところがございますが、双方引用しても問題ございまんか?会社にて取得を検討しておりますが、県外の営業所も含まれる認識でよろしいでしょうか?

 

回答4

 エコアクション21はISO14001をベースとして中小企業でも取り組みやすいように環境省が構成し直したものです。基本的に双方を引用して差し支えないと考えます。細かい違いはありますが、審査を通じて改善してゆくことで問題ないです。

 エコアクション21は特別な理由がない限り、全組織、全活動で認証・登録をしていただくということが基本です。県外の営業所も範囲に入れていただく必要があります。 ただし、一度に全組織にする必要はなく、2年目、3年目に範囲に追加していくことで問題ありません。

 

質問5

Q1:プレゼン資料P.46でEA21認証登録証にSDGsマークが付与されたご説明がありましたが、このマークの認証登録企業に対する効力はどんなものがあるのでしょうか?(EA21認証登録企業であればSGDs活動企業であることを外部にPRするシンボルとして活用できるのか?_等)

Q2:プレゼン資料P65で古い環境経営レポート公開どまりのご説明がありましたが、地域員会様や中央委員会様側で定期的にチェックされたりはしないのでしょうか?またEA21認証登録を取り下げた場合、当該企業様の最終環境経営レポートはWeb非公開に変わりますのでしょうか?

回答5

Q1:一般的に「エコアクション21の認証・登録をしていればSDGsに取り組んでいる。」と言って良いでしょう。この件につきましてはエコアクション21を運営する一般財団法人 持続性推進機構の森本理事長(元環境省事務次官)が理事長就任のあいさつの中ではっきりと述べております。           (参照https://www.ea21.jp/news/2542/) 従いまして、外部へのPRに十分使えると考えております。効力ははっきりと申し上げることはできませんが、世間での最近のSDGsへの関心を考えると決して小さくないと考えます。

Q2:環境経営レポートのHPへのアップロードは地域事務局の役割とされておりまして、審査終了後や発行時に認証・登録事業者様から送付されてきた環境経営レポートを中央事務局HPにアップロードする手続きをさせていただいております。環境経営レポートが完成しましたら、地域事務局に送付をいただくようお願いいたします。認証・登録を取り下げた場合は最終の環境経営レポートは非公開になります。

 

 

第1回セミナー回答

*質問1は有賀講師に、また質問2は事例発表の牛越製作所 牛越社長に回答をいただいております。

質問1:SDGSについて1連の動きについて知りたい (登録から1年後レポートまで)

回答1(有賀講師)

手順1.ネットで「長野県 SDGs」と検索下さい。

様式1.2.3があります。記載例があります。これを参考に作成下さい。

様式3がむずかしいですが、やっていることを書けば問題ありません。

会社として、特徴的に実施することを様式3の「上記以外での取組項目」に記載下さい。

 

手順2.「長野県 SDGs」のサイトに「提出先はこちら」があります。

ここでメール下さい。これで問題なく受理されます。

 

手順3.1年後

メールで、年間の活動計画の実施状況を報告して下さいとのメールが来ます。

行ったことを正直に記入して、ご報告下さい。

 

質問2:二つの質問をいただいております。

回答2(事例発表 牛越製作所 牛越社長):

2-1:P.10の途中でポップアップした「不良の低減」について具体的な実施事例を何点かご紹介いただければ幸いです。

回答:エコアクションだけの活動ではなく、弊社の「品質基本方針」で行っている、品質目標を連結させました。

その中でも、個人目標の項目に「品質:不良の低減」をつくり、具体的行動を考え、実践してもらう活動をしています。

(上期、下期 年に2回 目標設定し、個人目標面談を行い、進捗確認、達成度合いを確認、評価しています。)

 

2-2:P.16の「SDGs勉強会」についてごのようなことを実施されたのかご紹介いただければ幸いです。

 最初は、長野県のホームページを営業課の会議で見たり、YouTubeなどの動画を回覧いたしました。

 長野県の申請書の記入方法を参考にし、営業の担当者が申請書に記入したものをたたき台として、会議等で、これはどんなことが考えられるかなど、意見を集めてまとめました。申請書づくりがとても勉強になりました。