[環境法令に関する情報ー環境省報道発表]ダイオキシン類に係る大気・土壌・底質における調査測定マニュアル等の改訂について

3月25日(金)、環境省は、ダイオキシン類の大気・土壌・底質を対象とした調査測定方法を定めた各種マニュアルを改訂し、目標検出下限・目標定量下限の変更や前処理方法の追加等の改訂を行った旨、報道発表しました。詳しくは、環境省ホームページをご覧ください。掲載内容は、次のとおりです。

1.経緯

ダイオキシン類対策特別措置法(平成11 年法律第105 号。以下「ダイ特法」という。)において、ダイオキシン類による大気、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準については、媒体(大気、水質、水底の底質、土壌)毎に測定方法が定められており、それぞれの媒体に関する調査測定マニュアルを整備しています。また、ダイ特法の規制対象施設となる特定施設からの排出基準については、排出ガス及び排出水に測定方法が定められており、日本産業規格においても「排ガス中のダイオキシン類の測定方法」(以下「JIS K0311」という。)、「工業用水・工業排水中のダイオキシン類の測定方法」(以下「JIS K0312」という。)が定められています。

今般、令和2年3月に排出ガス及び排出水に測定方法について定めていた、JIS K0311及びJIS K0312が改定されたことから、環境省が作成していた各種マニュアルについても見直しを行い、改訂マニュアルを策定しました。

2.改訂を行ったマニュアル

「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル」

「ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル」

「土壌のダイオキシン類簡易測定法マニュアル」

「ダイオキシン類に係る底質調査測定マニュアル」

「底質のダイオキシン類簡易測定法マニュアル」

3.主な改訂内容

主にJIS K0311及びJIS K0312の改定事項の反映について検討を行い、目標検出下限・目標定量下限の変更や前処理方法の追加等を行いました。

 個別のマニュアルにおける改訂事項については別添資料をご参照ください。

 なお、改訂マニュアルについては以下環境省HPに掲載しております。

 http://www.env.go.jp/air/dioxin/post_60.html

【別添資料】

別添資料1 ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアルの主な改訂点

別添資料2 ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアルの主な改訂点

別添資料3 ダイオキシン類に係る底質調査測定マニュアルの主な改訂点