2005年の国勢調査によると、わが国の高齢化率(全人口に占める65歳以上人口の割合)は、20%を超え、世界で最も高齢化の進んだ国となっています。今後、人口減少という局面の中で高齢者の増加が続くことで高齢化の一層の進行が見込まれており、2055年には高齢化率が40%に達すると推計されています。全人口の5人に2人が高齢者という時代が到来するわけです。 こうした中で、中長期的には、労働力人口の減少が見込まれることから、就業率の向上等を通じて社会の支え手を確保していくことが必要となり、高齢者の働き方の見直しや企業の対応のあり方が課題となってきています。