平成12年度
中小企業白書の要点

 平沼経済産業相は4月20日の閣議に「2001年版中小企業白書」(「平成12年度中小企業の動向に関する年次報告」及び「平成13年度において講じようとする中小企業施策」)を報告し、了承された。
  今回の白書は、中央省庁再編による経済産業省発足後初の白書であり、中小企業をめぐる環境の大きな変化の中で、次のように分析している。

  1. 現下における典型的な中小企業の悩みを分析。悩みの解決という観点から構造面 での変化を見るとともに、具体的解決事例を提示。
  2. 事例はわかりやすく、かつ深掘した分析を実施。
  3. さらに、中小企業の経営課題という観点から、
    (1) IT導入
    (2) 高齢者生活支援や環境など新分野への挑戦
    (3) 大学における技術シーズの活用
    (4) 最近充実を見ている支援体制
    について分析。
    特に、ITについては導入のステージごとに対応方法を分析するとともに、失敗事例についても記述。
 平成12年度中小企業白書の要点については、次のとおりですので、組合及び組合員企業の運営指針としてご活用下さい。

 尚、この特集記事は、中小企業庁ホームページ(http://www.chusho.meti.go.jp)「2001年(平成13年)版中小企業白書のポイント」を参考に作成しました。中小企業施策については9月号の活性化情報として発行する予定です。


1. 第1部 中小企業の動向

2. 第2部 円滑な経済構造変化に不可欠な中小企業の挑戦
      1. 中小企業が抱える経営課題とその対応
      2. 産業別に見た課題と取組事例
      3. IT時代における経営革新
      4. 創業を巡る現状と課題


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