長野県農民美術

大正期の洋画家山本鼎(やまもとかなえ)が、ロシアの農民が作った素朴で野趣豊かな美術品に心を打たれ、気候風土の似ている信州の農村で広めるため、小県郡神川村(現上田市)で講習会を開いたのが始まりです。
農村に生まれた木彫手工芸品であり、主に地域の自然や風土をテーマに、ホウ、カツラなどの素材を用いて手彫りにより制作されています。
信州の豊かな自然、素朴な完成が作り上げる誇り高く伝統工芸に根差した作品は、芸術性の高い美術工芸品から人々の好みや生活様式を反映した室内装飾品、家具調度、小物、アクセサリーまで幅広く多くの人々に親しまれています。

2017/05/02