白樺工芸品
1917(大正6)年頃、立体彫刻の登山人形が製作・販売されたのが松本平の「白樺細工」の発祥とされています。その後、「彫」、「挽」、「貼」、「画」の技法を駆使して、木彫品だけでなく、ろくろ製品、額類、民芸状差など様々な観光土産品が製作されました。
1956年(昭和31年)に「松本白樺工芸連合会」が設立され(後に解散)、業界振興の取組が行われる中で、県内に多く自生する白樺を木地として、手彫りで生産された製品が長野県伝統工芸品として指定を受けました。
登山者やライチョウなどアルプスの動物を表現した製品が代表的であり、信州・松本に深く根付いた郷土色豊かな民芸木彫細工として、広く知られるようになりました。
2015/07/23