松本箒
松本箒(ほうき)の歴史は江戸時代慶応年間の頃まで遡り、松本市の野溝地区を中心に、農閑期の副業として、地元で栽培されたホウキモロコシを使用し、最盛期には120~130戸の農家で作られていました。
乾燥させたホウキモロコシを麻糸などで束ね、槌で叩き柔らかくし、竹の柄を取り付け、糸を編み込み仕上げるといった、伝統的技術による手作業で製造しています。
「長箒」、「手箒」、「荒神箒」、「小箒」など、様々な種類、大きさの製品があり、箒草の香りが残り、しなやかで耐久性も高く、座敷だけでなく、フローリングなどの掃除にも適しています。
2015/07/23