藍型染
藍の歴史は古く、藍染めに使われる蓼藍(タデアイ)は弥生時代に中国かベトナムから伝わったと言われ、日本各地で染色に使用されてきました。
松本の藍型染めは、江戸時代から広く行われるようになり、明治44年には浜茂人氏が上諏訪で修行後、松本市逢初町で紺屋の暖簾をかかげ、以来伝統を受け継いでいます。
藍型染めに欠かせない糊は餅米から作り、蓼藍を発酵させた「すくも」に灰汁などを加えた染液を用いる伝統的な製法であり、化学薬品は一切使わず自然環境にも優しく、反物を染め、水洗いをしたときに藍が一層鮮やかになるのが特徴です。
2015/07/23