木曽駒
日本馬の原種とされる木曽馬と木曽の人々は、馬頭観世音の石像や、豊作、安産、家内安全などの願いをこめて奉納される「花馬祭り」などに、深いつながりを窺うことができます。
小柄で穏和な木曽馬をモチーフにした木曽駒は、表に美しい色彩を、裏に「左馬」を配した「絵馬」の古い形態を今に残すものです。「左馬」の絵文字に重ねて願い事を書き、玄関の棚などに飾って開運を願います。
柔らかな木肌を持つ「もみ」の木を使い、手作りによる温もりと伝統に培われた素朴な美しさがあります。木曽駒には、「嫁入り駒」と「花馬」があり信州を代表する木工芸品となっています。
2015/07/15