木曽材木工芸品
応永年間(1400年頃)に漆器のヒノキ木地を製作したのが発祥で、木曽漆器や奈良井曲物等はそこから派生したとされます。
その後、木曽五木(ヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキ)を素材として、サワラによる桶・樽、ヒノキやコウヤマキの風呂桶、サワラの飯櫃、ヒノキやアスナロ等による枡・小箱・まな板のほか、木味を活かしたネズコの下駄など、幅広い製品が作られるようになりました。
木曽材は、江戸時代の尾張藩の山林保護から良質の木材として保護・育成され、木工芸品、家庭用品、家具類などの生産が行われており、全般的に水湿に強く、軽くて丈夫であり、主にヒノキ(木曽桧)を使った製品が重宝されています。
2015/07/23