松本押絵雛

松本押絵雛の歴史

押絵雛は江戸時代、武家の女性の趣味や習い事として始まりました。押絵雛の特徴は、顔が面長の浮世絵風。平面でありながら、立体感を出して作られています。人形は台に立てて飾ります。明治時代にいったん途絶えましたが、昭和30年代より博物館や民家などに残る押絵雛を参考に松本押し絵雛研究会(ベラミ人形店)がその技術を復活させ、復元製作されています。

技法紹介

下絵を描く

下絵を紙に描きます。

分解図の作成

下絵を基に分解図を描き出します。

型紙の作成

人形の基になる型紙を切り出しします。

布地の裁断

型紙にあわせて布地を裁断します。

型紙を包む

布地に型紙と綿を入れて包んでいきます。この時に人形の顔も描きます。

組立

下絵を基に綿入れされた型紙を組み立てていきます。

仕上げ

人形の裏に竹串を取り付け、和紙で裏打ちをして台座に飾って完成です。

作品

松本押絵雛

2015/07/23