のざわ商店街振興組合

2023年,先進組合事例

山門通り飾りつけを通じての観光拠点づくり

 

背景・目的

新型コロナウィルス感染拡大の影響により三密防止の観点から山門市を始めとする各種イベントの中止や、成田山薬師寺及びぴんころ地蔵への訪問参拝を敬遠する県内外の観光客が多く見受けられた。そこで、参拝に来街した皆様の憩いとなる山門通りの飾り付けを行い非日常の空間を楽しんでいただくことを通じて、観光・参拝から商店街来街による商店街活性化を目的として事業を実施した。

取組みの手法と内容

イベント開催時だけでなく「常時人が集う観光拠点づくり」をコンセプトに理事長のリーダーシップのもと役員会において企画検討を行い、令和3年6月に「山門通り飾り付け事業」を立ち上げた。7月に参道(山門通り)の高さ3.9mにワイヤーを張り、組合役員によりアンブレラスカイとして7色の傘300本の飾り付けを行い、8月上旬には地域住民への告知チラシ配布やアンブレラスカイ観覧者に花の配布を行うなど普及推進に努めた。その後、9月下旬にハロウィン飾り付け、11月にはイルミネーション飾り付けを行う等ほぼ四半期毎に飾り付けをリニューアルし、観光誘客に取り組んでいる。
本事業の取組が地元マスコミで紹介され、健康長寿にあやかるため成田山薬師寺及びぴんころ地蔵(健康のまま長寿を全うする意味の「健康で長生きし(ぴんぴん)寝込まず楽に往生する(ころ)」から命名)への参拝客が増加するとともに、山門市開催時の盛況ぶりを彷彿とさせる県内外からの観光客が増加している。
今後は観光客の増加から商店街来街客の増加に繋がる仕組みを構築するべく、来街者のニーズ把握に努めるとともに関係機関と連携交流を図りながら、商店街活性化を目指している。

成果とその要因

四半期毎に行う山門通り飾り付けが市民の認知度も高まり、参拝客増とともに次回展示内容への高い関心が寄せられ一定の成果を上げている。また組合役員を中心に一丸となって飾り付けを行うため、振興組合の結束強化と商店街活性化に大きく寄与している。

組合基本情報

住  所 〒386-0012 長野県佐久市原446番地11
URL http://www.pinkoro.com/
設  立 平成21年3月 主な業種 小売商業、サービス業他
組合員数 66人 出資金 850千円

2023年,先進組合事例R4

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