木曽漆器工業協同組合

2019年,先進組合事例

人々が集う街づくりを目指し、木曽漆器産地の活性化へ

背景・目的

木曽漆器工業協同組合青年部ビジョン「楢川・工芸の人々が集う街〜作り手が住みたくなる街を目指して〜」の事業の
実現化を目指し、平成28年度から3年間、長野県伝統的工芸品産業魅力アップ・創造事業の産地活性化プロジェクト事業
を活用して木曽漆器ブランド化に向けた様々な事業に取り組むこととなった。

取組みの手法と内容

長野県伝統的工芸品産業魅力アップ・創造事業の産地活性化プロジェクト事業を活用し、組合青年部、組合、組合事務
局、筑波大学(3先生、学生)、塩尻市、長野県、長野県中小企業団体中央会が連携してプロジェクト推進体制の構築をし、木
曽漆器ブランド化のため以下の事業を実施した。
新たな木曽ブランドの構築では本プロジェクトの目指す方向性を共有し、木曽漆器のプロモーション動画を作成した。
木曽漆器の新たなデザインの開発では木曽ヒノキと信州産の漆を使用、木曽漆器のブランド価値を高めるため、箸のデザ
イン開発を行った。「器の蔵」器と食のコラボレーションによる情報発信では、「かしだしっき」を制作した。空き家の活用、
改修による活動・レジデンス拠点の整備では、青年部拠点「二四重」の整備と、レジデンス拠点の宿泊場の整備を行った。若
手作家の招聘による創作活動移住交流促進では、現代芸術家、筑波大学生等のレジデンス活動の支援を行った。
今後の活動としては、青年部拠点の有効活用とレジデンスの実施、情報発信のツールとして「プロモーション映像」「か
しだしっき」「プロモーション用箸」を活用した具体的な情報発信を行うことである。

成果とその要因

木曽漆器を情報発信するための青年部の拠点も整備され、情報発信のツールとして「プロモーション映像」、「かしだ
しっき」、「プロモーション用箸」等の準備ができた。
事業推進の成功要因は、組合内部の組織だけではなく、上記に挙げた多くの関係機関と連携できたことである。

組合基本情報

住  所 〒399-6302 長野県塩尻市大字木曽平沢2272-7
URL http://kiso.shikkikumiai.com
設  立 昭和24年7月 主な業種 漆器業及び関連木工業
組合員数 117人 出資金 18,695千円

2019年,先進組合事例R1

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