IV. 銀行取引について


1. 共同事業資金(設備資金)の取引状況並びに増減状況
 商工中金、地方銀行、信用金庫との取引率が高い。いずれのタイプの金融機関に対しても5年前と比較した取引額は横這いと回答した組合の割合が高い。

図表IV-1 共同事業資金(設備資金)の取引状況・増減状況


2. 共同事業資金(運転資金)の取引状況並びに増減状況
 設備資金と比較すると都市銀行、地方銀行、第二地銀、信用金庫の取引率が高くなっており、組合の取引金融機関が多様化する傾向にある。商工中金と地方銀行の取引率が特に高い。5年前と比較した取引額は横這いと回答した組合の割合が高い。

図表IV-2 共同事業資金(運転資金)の取引状況・増減状況


3. 共同事業資金(転貸資金)の取引状況並びに増減状況
 商工中金の取引率が特に高くなっている。5年前と比較した取引額は設備資金・運転資金と同様に横這いと回答した組合の割合が高い。

図表IV-3 共同事業資金(転貸資金)の取引状況・増減状況


4. 商工中金以外の金融機関を利用する理由
 (1)店舗が近い・店舗数が多い、(2)昔からの付き合いがある、(3)借入手続きが簡単、(4)担当者等の訪問頻度が高いが組合が他金融機関と取引する主な理由となっている。別の言葉で表現すれば、地縁、人縁、借入手続きの簡略性、担当者等の訪問頻度が取引を行う重要な要因になっていると言える。

図表IV-4 金融機関と取引をする理由


5. 組合員が商工中金を利用するに際しての組合の関与度合い
 組合員が商工中金を積極的に利用することについて一切関知しないと回答した組合が31.4%あったものの、66.2%の組合が組合員の積極的利用に対して何らかの形で関与していると回答している。

図表IV-5 商工中金の利用について


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