今後、海外での生産拡大や新たな進出計画が「ある」とする企業は、全体では20.9%だが、既に海外に生産拠点を持っている企業では56.5%と半数を超えているのに対し、現在拠点のない企業では5.6%とわずかである。(III-2)
生産拡大や新たな進出の理由は、「労務コスト低減」、「海外市場開拓・拡大」がともに55.8%と最も高く、続いて「安い現地部品調達によるコスト低減」、「取引先の要請」がともに30.2%となっている。現在既にある生産拠点を設置した時の理由(III-1-2)と比べて、「海外市場開拓・拡大」の割合が高くなっている。(III-2-2)
また、今後予想される協力企業への影響について、「発注量の減少」が53.5%と最も高く、続いて「発注単価の下落」、「協力企業の見直し」が30.2%となっている。これに対して「影響がない」とする企業は20.9%で、現在既にある生産拠点を設置した時の理由(III-1-3)と比べて低くなっている。(III-2-3) |