「社員を幸せにする本来業務の改善」

上田市の信州大学繊維学部内に事務所を置く、AREC(浅間リサーチエクステンションセンター)が主催する環境・エネルギーのリレー講演会で、エコアクション21の認証・登録事業者で最近、環境省の「環境 人づくり企業大賞2017」奨励賞を受賞した株式会社みやま(茅野市)の百瀬社長が「社員を幸せにする本来業務の改善」をテーマに講演をします。また、同じくエコアクション21認証・登録事業者で上田市の松山株式会社森課長補佐が後半のパネルディスカッションに参加し、エコアクション21の活動状況について話します。

エコアクション21やISO14001の取組を検討中の方、同じく活動に行き詰まりを感じておられる方々には良い刺激になるかも知れません。

どなたでも無料で参加が可能です。詳しくはこちら

環境コミュニケーション大賞 県内から大賞と優良賞

2月に環境省が主催する環境コミュニケーション大賞の表彰式があり、安曇野市の共和アスコン株式会社は環境活動レポート部門の大賞(環境大臣賞)を受賞しました。また、上田市のコンパックシステム株式会社優良賞を受賞しました。

このことは私ども地域事務局はもちろんのこと、エコアクション21に取組んでいる県内約270の事業者の大きな励みになります。

今回大賞を取った共和アスコンの環境活動レポートはこちら

優良賞のコンパックシステムの環境活動レポートはこちら

審査員の講評もこちらで見ることができます。大賞を狙わずとも、環境活動レポートを作成する上でとても参考になります。

 

 

ガイドライン改訂説明会岡谷会場から

今年度の長野県内でのエコアクション21のガイドライン改訂説明会の2会場の内の一つである岡谷会場が1月23日(火)開催されました。雪降りという悪天候で長野会場参加への変更や若干の欠席者が出ましたが、参加者約70名で会場はほぼ一杯になりました。

講師は地元諏訪でコンサルタント業をしている有賀源司氏、今回の改訂の説明よりも環境マネジメントシステムを有効に使って、「変化の大きな時代」に生き残っていくことを熱心に説く。聞いている方とすれば「あれっ」という感じかも知れませんが、今回の改訂の中で一番大きな変化は「代表者が経営における課題とチャンスを整理し、明確にする」そして、その結果を踏まえて「方針、目標、計画を策定する」ということであることを考えれば納得がいきます。改訂を最低限の変化で乗り切るのか、それとも本当の意味で役立つ活動にしていくか、大げさにいえば「運命の分かれ道」かも知れません。

ガイドライン改訂に基づく審査員の確認試験

先週の日曜日に全国各地でガイドライン改訂に基づくエコアクション21審査員の確認試験が実施されました。事業者の皆様が新ガイドラインへの移行審査を受ける前にまずは審査員(新しい制度の下では審査人は審査員と呼ばれます。)がガイドライン改訂に適合しているかどうか試される訳です。私は東京会場で試験を受けました。長野県の審査人の方々は名古屋や金沢で受験された方も多いらしく、東京会場では数名の方にお会いしたのみでした。試験はほとんどが記述式であり、国家試験等に多くある選択問題ではないので、だいたいわかっているけどのような理解では不足で、なかなか手ごわく、最後に心配な問題だけ見直しをするのが精いっぱい。席の隣は長野県、県警、教育委員会のエコアクション21審査の時にチームリーダーだった中央事務局参与の方で、久しぶりにお会いしてお話しできたのはラッキーでした。

2017年版ガイドライン改訂説明会開催!

エコアクション21地域事務局長野産環境では以下の日程で県下2か所で開催いたします。認証・登録事業者様の方々はもちろんのこと、現在、審査に向けて取組中の事業者様、取組を検討中の皆様のご参加もお待ちしております。

岡谷会場:平成30年1月23日(火) 長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門 講堂

長野会場:平成30年2月6日(火)  長野市若里市民ホール 会議室

開始はどちらの会場も13時30分から  申し込み等、詳しくはこちら

エコアクション21フォローアップセミナー 基礎コースから

11月6日(月)に長野県松本合同庁舎の会議室でエコアクション21フォローアップセミナーと10年継続事業者への感謝状・記念授与式が合わせて開催されました。事業者、審査人、長野県環境エネルギー課、地域事務局から70人ほどが参加があり、コーヒーブレークを30分とたっぷり取って、お互い情報交換の時間としました。

このコーヒーブレークで普段、悩んでいることや重要に感じていることなどが自由に話されましたが、話の中心はどうも次の二つの話題であったようです。

1.目標とその評価  どんな目標を立てて、どう評価してゆくか?

2.エコアクション21の事務局の労力を減らして、どう効率的に進めるか?

いずれもなかなか深い問題ですね。「全員が達成するとうれしくなるような目標を設定して、目標を達成したらみんなで喜ぶ」が理想でしょう。

エコアクション21担当者の労力削減に関して、現在事務局ではいくつかの事業者に協力をしていただきながら、少しづつ進めています。もう少しすれば少しまとまったかたちで、お伝えできるのではと考えております。

 

エコアクション21の効果は?

エコアクション21の運用をしている事業者は長野県内で約270あります。その中で効果があると感じていただいている事業者はどれぐらいあるか正確には解りません。しかしながら、地域事務局に送られてくる認証・登録事業者からのアンケートを読むとある程度効果があることがわかります。その中に「ものごとの見方が変わった。」「忙しさに追われている中で、ものごとを振り返ってみることができる。」など、ソフト的と言いますか、考え方やものの見方に関するコメントが意外に多いのに気がつきます。これはちょっとした驚きです。

ガイドライン2017年版事業者向け改訂説明会(予定)

エコアクション21ガイドライン2017年(一般用)に関しては今年の11月~12月に審査人(員)向けの説明会と試験があります。審査人(員)も新しいガイドラインに適合しているかどうか試されるんですね。
現在、地域事務局では事業者の皆さん向けの説明会は2018年の1月~3月の間に岡谷市と長野市の2か所で説明会を開くことを計画中です。詳細が決まり次第、お知らせしていきます。

ガイドライン2017年版への移行スケジュール

前回にも書きましたが、エコアクション21ガイドライン2017年版は2017年5月に一般用が発行されました。この新ガイドラインによる審査は2018年4月1日以降に申し込みのあった事業者から適用ということです。

産業廃棄物処理業、建設業、食品関連事業者、地方公共団体、大学等高等教育機関の業種別ガイドラインは今後各ガイドラインの発行、周知期間を経てから移行審査を受けていただくことになります。

一般業種の移行スケジュール表はこちら

建設・工事業、食品関連事業者への移行スケジュール表はこちら

産業廃棄物処理業、地方公共団体、大学等高等教育機関向け業種別ガイドライン2017年版は2019年ごろ公表予定です。

ガイドライン2017年版改訂と業種について

今年の5月に発行されたエコアクション21ガイドライン2017年版の審査での適用などについて簡単にご紹介しましょう。(2018念8月24日、現状に合わせて書き換えました。)

2017年5月に発行されたガイドラインは一般向けで業種別ガイドラインが適用にならない業種向けです。ちなみに業種別ガイドラインは

・産業廃棄物処理業向け   ・建設業(工事業)向け   ・食品関連事業者向け  ・地方公共団体向け  ・大学等高等教育向け  が発行されており、これらのガイドライン対象の業種の事業者の皆様はそれぞれのガイドラインの改定版が発行されてから、しばらくの周知期間を経て適用ということになります。

上記の業種別ガイドラインの適用以外の業種の方々の今回の改訂に関するスケジュールは概ね以下のようになります。

2018年1月~3月 全国約50か所で認証・登録事業者様向けの改訂説明会を実施しました。長野県内でも開催は岡谷市と長野市で2018年1月~2月に開催しました。

2018年4月1日よりガイドライン2017適用(業種別ガイドラインの適用事業者除く)となり、現在から2019年3月31日までの間、審査では事業者がガイドライン2017とガイドライン2009のどちらかを選択できます。今回の改訂は事業者にとってはそれほど、大きな変化はありませんし、移行期間の2年間で初めてガイドライン2017での審査を受ける時は改訂部分での不足は事業者にとって不利にならないとのことなので、早めに新ガイドラインで審査を受けてしまった方がお得かも知れません。

詳しく知りたい方は こちら