栄村つぐら

栄村では明治時代に稲作が始まると、冬期に子守のための「ぼぼつぐら」が稲わらで作られるようになり、昭和初期には小型の「猫つぐら」が多くの家庭で使われていたと言われています。
乾燥させた稲わらを切り揃え、叩いて柔らかくし、底編み、胴編みや三つ編みの縁造りなどの伝統技術により作り上げます。天然の稲わらの暖かさを活かし、手作業で丁寧に編み込む「猫つぐら」は、ペットブームと相まって需要が増大しており、栄村の稲作文化として、稲わらの叩き方や各工程の編み方などの技術伝承と更なる品質向上に取り組んでいます。

2017/05/02