松代焼

約200年前の江戸時代後期に、松代藩の奨励により松代地域を中心に盛んに生産され、その後昭和初期に全てが廃窯となりましたが、昭和40年代に復興を遂げました。
陶土には鉄分の多い地元の粘土等を使用し、灰、白土、銅など天然素材で調合した釉薬を二重掛けすることで、素朴な造形・風合いと独特な青緑色の光沢を出しています。口元に付けた釉薬が窯の中で溶け出し、流れ落ちる「青流し」も施され、形は同じでも色合いは全て異なります。
北信地域を代表する焼物として、日常生活で使いやすい食器や花瓶など幅広い製品を生産しています。

2017/05/02