ある賃貸マンションでの話
ある 冬の朝、マンションの住人A氏の奥さん(32歳)よりAM9:00頃TELがあり、
マ ンションの玄関ドアが開かない。
なんとかしてほしいとの事!いくら話をしても聞いても、らちが開かず急いで伺いました。
AM9:30頃現場についてチャイムを押すと、
中から奥さんと生後5ヶ月ぐらいの赤ち
ゃんの泣き声がしました。
ドアのロックはしてないとの事なので、
ドアノブを廻してみ ましたが、ドアノブが廻りません。
なにかないかとドアの周辺を見廻しましたところ、
鋼鉄製のドアの上下の枠がいくらか膨らんでいる様に見えたのです。
玄関ドアは外引きになっていたので、
私は同行のサッシ店の営業マンと2人で、
ドアを思い切り引っ張りましたが、びくともしません。
そのうち10分か、20分ぐらいしたところでしょうか、ドアの下から水が少し流れてきました。
その水は本当に、 にじみ出るというのではなく流れているというように見えたのです。
ドアの下はマンションの通路まで水が流れ出してきました。
もう一度2人でドアノブを引っ張りました。
今度は、なんとか30cmぐらいかろうじて、隙間が開きました。
その時、私は自分の目を疑いました。玄関の1.5㎡ぐらいの土間、
前面に厚さ5㎜ぐらい氷がはっていたのです。
今度はドアの隙間に手を入れて思い切り2人で、ドアを開けました。“その時です。”
ドアの枠の上から、ドアの巾の2cm の棒状の氷が落ちてきたのです。
ドアの下の枠は5cmぐらいの氷の固まりがあり、
ドアと張りついていてドアを開かなくしていたのです。
それから、室の中に入ってまた、驚きました。北側の洋室4.5畳ほどのアルミサッシの窓、
クロス張りの壁が、結露というよりなにか
スポーツマンの汗のように上から下へしたたり落ちている様でした。
それから、和室6畳、2間、DK、7畳どの室も湿気がすごいのです。
私は奥さんに聞きました。奥さんの出身地、
今まで住んでいた地方、生活習慣などそれでようやくわかりました。
奥さんは近畿地方の出身で、いままで大阪で生活していたそうです。
長野の冬は初めてだったそうです。
初めての子育てで、洗濯物の乾燥機や暖房も室というより、建物全部締め切って、
石油温風ヒーターを焚居たそうです。(換気はロスナイ程度でした。)
それにしても和室の押入れから南側のサッシまで、
それは見事なほど結露して水がしたたり落ちていました。
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