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月刊中小企業レポート
更新日:2008/10/20

トピックス東西南北

災害時の相互応援協定を締結
~飲料水の確保のために民間協力~

 7月18日(金)、大町市の水道工事業者で組織する大町市水道事業協同組合(宮永知春理事長、組合員数15社)は、大町市と姉妹都市である富山県氷見市の氷見管工事業協同組合(神埜精市郎理事長、組合員数27社)と大町市役所において、相沢文人副市長ら関係者立ち会いのもと、震災時における相互応援協定を締結した。
 協定では、震災等の災害が発生した場合に、人が生活する上で欠かすことが出来ないライフラインである「水」を確保するために、給水に必要な人の派遣や、機材・車両の提供など、復旧に向けた応援態勢について整備した。
 今回の協定は、両市で締結する「姉妹都市相互支援協定」に基づくものであるが、地震のニュースで、飲料水とトイレに困っている被災者の様子を見た宮永理事長の声がけで実現した。民間の事業協同組合同士の災害協定は全国的にも珍しく、民間同士の場合には、比較的小規模な災害でも迅速に動けるというメリットがある。
 また、いざという時に役立つためには、普段からの情報交換が大切と、11月初めには、大町から組合員が氷見を訪問する予定になっており、これを機会に、組合間の交流が生まれることも期待される。

(取材構成:中信事務所)

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