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月刊中小企業レポート
更新日:2008/08/20 |
トピックス東西南北
14回を迎える
夏の夜の落語会
小諸鉄工企業組合(小諸市)の理事長林純茂さんは、落語を習い始めて20年になります(芸名林家さんぽ)。
父親の突然の他界により、親孝行が十分できなかったことが心残りとなり、せめて今元気で暮らしているお年寄りの方々に、何かしてあげられないものかと思い立ち落語を始めたそうです。組合工場で溶接ロボットを操作し、産業機械の部品製造をしている姿からはとても、羽織袴姿を想像できません。
平成元年より独学で始めた落語の勉強は、平成7年からプロ(春風亭柳昇師匠)の指導を受け、平成11年には立川談志設立の落語塾(らく塾)に毎月通い、立川志らく師匠のもとで芸を磨いてきました。
日頃はハローワーク、キャリア交流プラザ、社会福祉協議会等のアトラクションで活躍される他、保健施設、学校、公民館、各種集会に招かれ、年間70数回の公演をこなしています。
より多くの人に落語の魅力を知ってもらおうと、平成7年から始めたプロ・アマ合同落語会(夏の夜の落語会)は、今年で14回目を数えます。小諸の夏の風物詩に定着した感のある落語会は、毎回600人を超す聴衆が集まります。
落語を始めた当初は、近所の人を集め聴いてもらっていましたが、楽しく聴いてくれる地域の仲間の輪が広がり、平成5年には後援会(極楽とんぼの会)が結成され、落語会を支えてくれています。
夏の夜の落語会には、3人の子供さんも遠くから駆けつけ、家族全員が揃います。この日は、盆・正月より重要な、一年で一番大切な日になっているようです。
「落語は、長い伝統のある日本独特の話芸。このすばらしい芸能をできるだけ大勢の方々に聴いていただき、ほんの少しでもいいから笑いが増し、ほのぼのとしたゆとりある時間を過ごしていただけたらと思います。」と、落語会を続けている理由を林理事長は語ってくれました。
今年の落語会は、林理事長のほかにプロの落語家瀧川鯉昇師匠、漫才師のWモアモアさんも出演されます。
落語は、たった一人で、扇子と手ぬぐいを小道具に使い、座布団一枚の上だけで森羅万象を描きます。聴き手の想像力で無限の世界が楽しめます。皆さんも夏の夜の一時、落語の醍醐味を味わってみてはいかがでしょうか。
〈第14回夏の夜の落語会〉 - 日時
- 平成20年8月23日(土)
開場 午後5時30分
開演 午後6時
- 場所
- 小諸市文化会館(大ホール)
- 問い合わせ先 0267-22-0912(林)
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