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月刊中小企業レポート
更新日:2008/04/20

トピックス東西南北

展示会出展による新たな販売チャンネル獲得と、
地域商品ブランド化の実情視察

 青年中央会上小支部・佐久支部では、3月11日~12日に両支部合同による視察研修を行いました。

青年中央会上小支部・佐久支部では、3月11日~12日に両支部合同による視察研修

■HCJ2008の視察

HCJ2008の視察 東京ビッグサイトで開催された、HCJ2008(「HOTERES JAPAN2008(第36回国際ホテル・レストラン・ショー)」「第29回フード・ケータリングショー」「第8回厨房設備機器展」)は、アジアNo.1のホスピタリティとフードサービスの専門展示会として新製品・サービスの創出を目指しており、約800社が厨房・フードサービス、家具・インテリア・エクステリア、衛生・エコ対策等の10ゾーンに分かれて出展し、開催4日間で約92,000人の来場者があった。
 この展示会には我々青年中央会上小支部会員の(株)ユダも出展しており、視察させて頂いた。(株)ユダは上田卸商業協同組合で繊維製品・清掃・厨房衛生管理用資材を取り扱っており、当展示会出展は2回目。昨年はトイレ清掃おたすけシール「命中くん」等の実演紹介、今年は米国製の厨房等に使える清掃用品「ハイドロスクイジー」等の実演紹介を行っていた。「ハイドロスクイジー」は高圧洗浄を行いながら水切りが可能となる商品とのことで、参加者も興味深く実演紹介を視察させて頂いた。
 展示会出展のメリットは一言でいうと新たな販売チャンネル獲得。この展示会には全国からの来場者があり、新分野や新たな地域の方々との接点ができる。今年は食品工場への納入業者や、プール・スポーツクラブへの洗剤納入業者からも問い合わせがあり、また出展者同士の情報交換から新たなビジネスチャンスのヒントも頂くことが出来た。出展にあたり展示商品にオリジナリティが求められるものの、販路開拓やライブでの市場調査が可能であることを考えると、今後も展示会出展を通じて事業展開に活かしていきたいとのことだった。

■FOODEX JAPAN 2008の視察

FOODEX JAPAN 2008の視察 幕張メッセで開催されたFOODEX JAPAN 2008は今年で33回目を迎え、世界の食品・飲料業界関係者が集うアジア・環太平洋地域最大の専門展示会で、出展企業は約2,400社・開催4日間で例年約96,000人の入場登録者数を誇り、国内・海外の食材を扱う企業が集う展示会として知られている。
 地方食材が集中展示される「全国食品博」では自治体・企業等(食品団地の協同組合からの出展もあり)約290社が出展しており、全国各地の安心安全な食材の把握や食を通じての地域おこし・地域商品ブランド化の実情を視察することが出来た。
 また数年来続いた食品に関する諸問題を反映してか、海外出展ゾーンではオーガニック食品・自然食品の出展ブースへの関心が非常に高く、また出展者の情報提供においても食材の安心安全性や無添加製品であることをPRする内容が多く見受けられた。
 地域資源を活かした新事業展開や地域産物を活かした異業種連携を模索する中で、今回の視察研修を通じて、今後の事業展開にあたっての大きなヒントを得ることが出来た。
 また、今回の視察研修は上小支部・佐久支部合同での開催となった。地域企業の若手経営者・後継者が集う青年中央会の東信地域会員相互の親睦を深める良い機会となり、参加者からも好評を博した視察研修となった。

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