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更新日:2008/3/20

飯田水引協同組合が五輪招致支援!!

飯田水引協同組合が五輪招致支援!!
 
 飯田水引協同組合は2016年夏季五輪開催を目指す東京五輪招致委員会と1月17日に招致に関する公式グッズの製造販売について、オフィシャルライセンス契約を結んだ。
 昨年夏に東京五輪招致活動のPRに「水引」をモチーフとしたロゴマークが発表され、コンセプトに「結び」が採用されたことがきっかけとなり、招致委員会へ飯田水引協同組合として、協力を申し入れたところ、ちょうど招致委員会でも協力してくれる水引を探していたこともあり、飯田水引の東京五輪招致への協力が実現した。
 組合では招致委員会への協力体制を整えるため、飯田市へも協力を依頼したところ、水引をきっかけに飯田市のPRになればとの想いもあり、地域を挙げて招致活動を支援する方針を決定した。2月19日には飯田市の牧野市長と飯田水引協同組合の佐々木理事長は東京都庁に石原慎太郎都知事を訪ね、飯田産水引を活用して2016年夏季五輪招致活動に協力していくことを伝えた。
 また、「東京マラソンEXPO」が東京マラソンのエントリー会場に併設され、3日間開催された。その中で東京五輪招致委員会のブースに協力し、飯田水引を生かした2016年夏季五輪招致活動のPRに取り組んでいる。ブースでは組合の青年部員が会場に入り、五輪に使われる五色に合わせた水引と招致協力を呼び掛けるメッセージカードを組み合わせた「しおり」を販売するとともに、五色の水引で小さな飾りをその場で作り、水引細工を実演して飯田水引の伝統をアピールした。
 今後は、招致委員会の認証を受け、6月ごろからグッズ販売を始める計画であり、飯田、下伊那地方だけでなく、関連施設や招致イベントでも販売される。このグッズ販売を通じて、飯田水引の魅力や飯田水引の伝統や名前をアピールすることができれば、飯田水引だけでなく、飯田の地域や長野県全体のPRにもつながり、そこから地域の活性化へつながれば良いと考えている。
 東京五輪の招致活動のロゴをデザインしたデザイナーが水引を知らなかったら、また、ロゴに水引が使われていなければ、と考えると水引が使われたことも、招致に協力することも、一つの水引の結びの心に通じているのではないかと感じる。
 水引の結びは、人と人との「結び」も意味しており、この五輪招致に協力することで、日本だけでなく世界の人々との結びの輪、水引の輪が広がっていくことを期待している。
 
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