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月刊中小企業レポート
更新日:2007/10/20

トピックス東西南北

事務主任者会中信支部視察研修旅行

 去る8月23日〜24日、一泊二日にて視察研修旅行を行いました。

■トヨタ会館と組立工場

トヨタ会館と組立工場  最初の視察先は、トヨタ会館。ここでは、トヨタが目指しているクルマを通した豊かな社会と最新のクルマづくりを展示物や映像で分り易く紹介していました。 プレミアムブランド「レクサス」の試乗とトヨタ・パートナーロボットによる演奏を楽しみました。
 次に堤工場へ移動して、組立工程を視察しました。ここでは、「ウィッシュ」「カムリ」ハイブリッドカー「プリウス」などを生産。右ハンドル車と海外向けの左ハンドル車も生産しています。受注生産で、注文は一人ひとり違うため、一つの組立ラインには複数の車種、違うモデルの車が流れています。これを混流生産というのだそうですが、コンベヤー上の自動車に人とロボットが一体となって部品を組み付ける様は一見の価値があります。一日に1700台が生産されているとのことでした。
 作業が遅れたり異常見つけた時は、「ひもスイッチ」を引っ張って応援を呼びます。正しく取り付けたことを確認してから次へ流し、時間内に直すことができなければラインが止まります。車内の部品の取り付けがラクにできるよう、座ったままクルマの中に入って作業をすることができる椅子や、ネジや工具などを取りに行ったりする無駄な動きを減らせるよう、作業に必要なものを置く台車がコンベヤーの動きに合わせて一緒に動くなど、随所に作業改善の工夫を見ることができました。

■八丁味噌の郷

八丁味噌の郷 八丁味噌は、固くて色の黒い濃厚な豆味噌。その名は、岡崎城から西へ向かって八丁(約870m)、矢作川と東海道が交差する八帖町(旧八丁村)で盛んに造られたことにちなんでいます。カクキュー(合資会社八丁味噌)の工場を視察しました。NHK連続テレビ小説「純情きらり」のロケ地となったことでも有名です。
 史料館は明治40年に味噌蔵として建てられた建物が使われ、人形達が昔の仕込み風景を再現していました。メインは今実際に使われている味噌蔵。樽の上に重しとして積み上げられている石の重量は3トン。ピラミッド同様の揺れに強い積み上げ方で、地震で落ちたことは一度もないとのことでした。樽の大きさにも圧倒されました。大豆6トンを使い、約2年寝かせて八丁味噌が出来ます。見学の最後には、お味噌汁の試食がありましたが、思っていたよりクセがなく、飲みやすいという印象でした。
 その他に、ミツカン博物館「酢の里」、中部国際空港「セントレア」、キリンビール(株)名古屋工場を視察しました。
 日程的にハードな視察旅行ではありましたが、伝統ある企業を視察して大変有意義な研修会になりました。

(取材構成:中信事務所)

 

 

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