新年の抱負
不二越機械工業株式会社 代表取締役社長 不二越機械協力者協同組合 代表理事 市川 浩一郎
新年明けましておめでとうございます。 旧年中は長野支部の諸活動に対し皆様の温かいご支援ご協力を賜り心より御礼申し上げます。 長野県経済も漸く活気を取り戻しつつある様で、求人倍率も改善されてまいりました。 産業界もまた年々早くなる技術進歩に企業としての速やかな対応力を益々問われる様になってまいりました。 この様な状況下で、中小企業を経営する立場の一人として、技術開発力を高めるために、「産学官連携」をより一層強力に推進することが重要であると思っております。 特に北信地域には信州大学、長野工業高等専門学校をはじめとした知的資源宝庫を有し、恵まれた環境にありますので、産業界でも積極的に連携を強化する事が有効な手段でありましょう。昨年十一月には長野市・須坂市・千曲市並びに信州大学・長野高専ほかのご協力により「産業フェアin善光寺平2006」を開催致しました。百社以上の企業の参加を戴きビジネスマッチング・産学のコラボレーション等多くの成果を上げることが出来ました。中央会としても今後この様な企画にも積極的に参加し、企業の活性化・地域経済の発展に寄与する様努めてまいる所存でございます。 会員各位におかれましては、本年が輝かしい一年となります様願いつつ、長野支部の諸事業の推進に対し、皆様の一層のご支援ご協力を賜ります様お願い申し上げます。
新年明けましておめでとうございます。 めでたき新年を迎え、本年が皆様にとりまして飛躍の年としてよりよき年となりますよう心から祈念申し上げます。 昨年はこの飯山地域も豪雪になり、「雪は友だち」の言葉も吹き飛んでしまい、悲惨な災害が発生し苦しい冬でした。本年はほどほどの雪で、冬場観光であるスキー産業の発展を節に望みます。 さて我が国経済も一部大企業や中小企業においては上向きになって来ているとは言え、地域差業種間差が進み活力を取り戻せない現状です。経済的、社会的に重要な基盤である「ものづくり産業」そして昔からの伝統工芸品の手づくり産業も、技術者の高齢化、後継者不足で生産拠点の海外流出と大きな問題を抱えています。 私達和紙製造業においても日本の各産地でさまざまな問題を抱えています。廃業、高齢化、後継者不足、原油価格の高騰をはじめとする原材料価格の上昇や、消費低迷と依然伸び悩みの状況下にあります。 全国手すき和紙連合会もこのような状況をふまえて、平成15年には全国中小企業団体中央会のご協力を頂き中小企業活路開拓調査・実現化事業に取り組みました。昨年もこの事業を申請し千四百年の歴史ある、日本文化の顔である手すき和紙を、生活に潤いと豊かさを与えるものとして、又夢のある産業としてこの事業が、業界の発展の指針となるよう望んでいます。 今年も厳しい年になると思いますが中央会北信支部も、小林支部長さんを中心に、地域の発展活性化のために皆様と共に頑張りましょう。
2007年元旦