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月刊中小企業レポート
更新日:2006/11/09

トピックス東西南北

文化力で善光寺表参道の賑わいを!

竈文化力で善光寺表参道の賑わいを!

文化力で善光寺表参道の賑わいを!
文化力で善光寺表参道の賑わいを!

 善光寺の門前町として、県庁所在地の行政都市として、そして1998年の長野オリンピック開催都市として栄えた長野市も、バブルの崩壊、大型店の撤退もあり、中心市街地の衰退著しく、長い苦しみの時を過ごしてきました。
 その長野市の背骨と言われる中央通り(善光寺表参道)の中心である長野銀座地域に新しい動きが生まれています。
 旧ダイエー建物が三年前「もんぜんぷら座」として生まれ変わり、今年の9月には、商業施設、放送局、駐車場などの複合施設「TOiGO」がグランドオープン致しました。やはり一年前オープンした「ぱてぃお大門」と共に、中心市街地活性化の起爆剤として大きな期待が寄せられています。
 こうした施設のオープンに合わせて、「停滞する街に人を呼び戻そう」という試みも次々計画され、実施されています。まず行われましたのは、中央通り(善光寺表参道)で月一回「ながの歳時記」として実施されております歩行者天国を使い、“善光寺表参道秋まつり”が十月八日開催されました。「信濃の国踊りコンテスト」をメインにした信濃の国祭り、飯田市から参加願った「黒獅子舞」、戸倉・上山田温泉の「勇獅子」、そして地元権堂町の「勢獅子」の競演、約五十年振りにお目見えした新田町御輿の巡行、如是姫まつり、縁日広場等々と盛り沢山で、好天にも恵まれ人出17万人という大変な盛況でした。この秋まつりは単年度の実施にとどまらず、継続的に実施し、秋の市民祭りとして広く愛されるよう定着化を図りたい。

 もう一つは、長野銀座地域まちづくり協議会が「新しい賑わいは文化力がつくる」を掲げて立ち上げた「善光寺表参道文化村計画」です。これからの商業は単にモノを売るのではなく、コトを売る時代であること、賑わいあるまちは、根底にそのまちらしい文化芸術があることを学び、地域にあるこれまでの伝統文化を掘り起こし、新しい文化芸術を活用し、善光寺表参道の新しいイメージをつくり出していこうというものです。この計画には14のプロジェクトがあり、息の長い取り組みが必要になりますが、「TOiGO」オープンに合わせて実施された「ながの銀座ものがたり」事業は多くの市民に喜ばれ、感動を呼びました。一つは「善光寺表参道秋まつり」で巡行された五十年振りの新田町御輿の復活です。もう一つは人手不足・資金不足などの理由で年々寂れたり休止している伝統行事の象徴と言える「御祭礼」の屋台組立て、展示、そして屋台での舞踊披露です。TOiGO広場へ多くの人を集めました。この屋台の組立ては信大工学部学生がその過程を、自分達の勉強として記録に残しましたので、再生技術の伝承として位置付けられます。
 11月には「一店一カルチャー商店街」と銘打った商店街の魅力アップを図る計画も実施されていきます。顧客満足度を高め、善光寺表参道全域へ文化力を広げ、新しい賑わいを作ります。

■ではどうしたらいい(活性化の構図)

パンフレット

取材協力:長野銀座商店街振興組合

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