5. 賃金の改定状況
(2) 賃金の改定状況
今春の賃金改定(定昇含む)は、「引き上げた」とする事業所が、39.7%と前年(33.7%)を6ポイント上回り、「未定」とする事業所が増加しているものの「引き下げた」「凍結」とする事業所が前年の3分の1ほどに減少している。
規模別に見ると、規模が大きくなるに従い「引き上げた」とする事業所の比率が高く、小規模事業所との規模格差が鮮明になっている。
賃金昇給額・率をみると、凍結、引き下げを含む総平均では3,262円、1.32%と前年(1,864円・0.73%)を上回っており、一方引き上げたとする事業所の平均は、4,285円、1.76%と前年(5,709円・2.24%)を下回る結果となっている。
総平均の数値を規模別にみると「1〜9人」規模で昇給額・率が5,419円、2.07%と前年(−1,494円・−0.60%)を上回っている。