トピックス東西南北
八幡町実業団協同組合「八幡町ハロウィン」開催!!
理事長らスタッフ
新しい魅力で商店街に活力を。
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八幡町ハロウィン |
伊那市山寺区の八幡町実業団協同組合は、八幡町商店街の活性化や地域とのふれあいをメインに活動を行っている。今年は10月29日に地元にある伊那北地域活性化センター「きたっせ」で同組合の最大のイベントである「八幡町ハロウィン」が盛大に開催された。4年前からイベント化し、大々的に行われるようになったこの「八幡町ハロウィン」は、数年前に尾崎理事長が営む洋服店の店頭にジャンボカボチャを飾ったところ意外と好評で、翌年に尾崎理事長と数名の仲間で商店街5、6店舗の店頭にジャンボカボチャ「ジャック・オ・ランタン」を飾ったのを機に年々に広まり、4年前、商工会議所と協力して本格的なイベントとなった。今回で4回目を数えるこのイベントも回を重ねるごとに訪れる人も多くなってきている。4年前の第1回「八幡町ハロウィン」では200人前後だった来場者も今年は雨の中700人を超える人がイベントに参加した。イベントの準備にも余念がなく今年は10月5日に八幡町通りの両側の防犯灯に黄色を基調に「ジャック・オ・ランタン」をデザインしたタペストリー50枚を飾り付けた。このタペストリーには工夫があり、昨年は紙製だったが台風の影響でほとんどがなくなってしまったため、今年は雨風にも強い布製で作られた。また、商店街や組合員だけでなくボランティアとして地域の人が参加・協力をしてくれ、「八幡町ハロウィン」は地域に認知されてきている。
毎年多彩なイベントが行われており、今年は①「ジャック・オ・ランタン」作り体験、②仮装コンテスト、③「トリック・オア・トリート(Trick
or Treat・お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と言って各商店でお菓子をもらうスタンプラリー、④仮装用のフェイスペイント、⑤箱の中身を当てる「びっくりボックス」、⑥小さなリンゴを口でくわえ上げる「リンゴ拾い」、⑦ハロウィン鍋(豚汁)、⑧外国籍市民らとの交流会などが行われた。
当日は、
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ジャック・オ・ランタン作り |
あいにくの雨模様だったが多くの人が訪れイベントを盛り上げた。年々、仮装をして参加する人も増えた。また、フェイスペイントは気に入った図柄などをほおに描いてもらおうと親子連れが多く並び、行列が出来るほどの大人気ぶりで仮装コンテストに花を添えた。「ジャック・オ・ランタン」は前日に伊那小学校2年生が作ったものと合わせて約80個が製作され、点火式でろうそくが灯るとさまざまな表情が暗闇に浮かびみんなの目を楽しませた。多くの親子連れが参加した、「トリック・オア・トリート」スタンプラリーも商店街にあるいろいろなお店を回り、お店の人と話をしてお菓子をもらうなどコミュニケーションを楽しんでいた。仮装コンテストも魔女やミイラなどに扮した子供たちやグループが出場し、盛り上がりを見せた。このほか外国籍市民らとの交流会でも本場仕込みの仮装をした外国籍の方々がさらにイベントを盛り上げ、大盛況のうちに幕を閉じた。
イベントを通じて、
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スタンプラリー |
「八幡町ハロウィン」は年々、訪れる人も増え続けている。今年は地域の人がボランティアとして準備などに参加してくれるなど地域に定着してきている。商工会議所の協力など、規模も大きくなってきており今後の展開が楽しみである。しかしながら、このような盛況の中にも主催者サイドの人手不足を感じるなど問題点もある。現在、八幡町商店街は空き店舗もあり、後継者がいないといった問題も抱えているが、このイベントを通じて商店街が活性化することでこの問題が解消されることを願っている。特にスタンプラリーでは八幡町にあるいろいろなお店を訪れることにより店主の人柄やお店の雰囲気を味わってもらい、コミュニケーションを取ることでイベント時だけでなく普段も気軽に立ち寄ってもらい商店街の活性化につながっていくよう期待を込めている。そのためにはお店側の自己努力も必要である。
現在、郊外の大型店への買い物客が集まる中、駅周辺市街地の衰退が一層深刻さを増しているが、既存の多様な機能を活用し、伝統・文化を継承しつつ、事業機会や活力にあふれ、地域住民や高齢者にも環境にもやさしく、安全・安心な商店街になることを期待している。
(取材協力:南信事務所)
組合概要 |
組合名 |
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八幡町実業団協同組合 |
所在地 |
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長野県伊那市伊那部4605番地8 |
設 立 |
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平成3年12月 |
理事長 |
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尾崎 晃一 |
TEL |
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0265-72-2288 |
組合員 |
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52名 |
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