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月刊中小企業レポート
更新日:2006/03/30

II. 調査結果の概要

1.中小企業の経営環境

 (2) 経営上のあい路(表4・5・6)

 中小企業の経営上のあい路として、本年も昨年同様「販売不振・受注の減少」が48.6%とトップにあげられ、次いで「同業他社との競争激化」が36.1%、「製品(販売)価格の下落」が29.4%と上位を占める一方、今年度は「原材料・仕入品の高騰」が24.5%と前年を大幅に上回る高い比率を示すなど経営環境の変化を反映したものとなっている。また、「人材不足」とする事業所も26.5%と、4分の1強を占め、中小企業での、より質の高い人材への要請の高まりを裏付ける結果となっている。
 業種別では、「販売不振・受注の減少」が多くの業種で最大の隘路としているなかで、「金属製品」「その他製造」では、「原材料・仕入品の高騰」を隘路の一位にあげている。
 規模別では、「1~9人」規模では、「金融・資金繰り難」が、「30人以上」規模では「人材不足」が隘路の3位にあげられている。

第4表 経営上のあい路
第5表 業種別にみた経営上のあい路上位3項目
第6表 規模別にみた経営上のあい路上位3項目

 

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