MENU

 月刊中小企業レポート
> 月刊中小企業レポート

月刊中小企業レポート
更新日:2006/03/30

トピックス東西南北
まつもと市民芸術館完成 華やかな舞台開き


 松本から全国に向けて芸術を発信する多機能ホールが誕生しました。旧松本市市民会館を全面改築して、舞台芸術の上演をメインに、文化の振興や交流の拠点として活動していきます。館長には、演劇界で高く評価されている串田和美さんが芸術監督をかねて就任され、個性あふれる提案をされています。
 竣工式、完成記念式典、舞台開きが、3月21日盛大に行われました。舞台開きでは、主ホールの客席を約1600人が埋め尽くす中、松本地方の伝統芸能団体が出演し、華やかな演目の謡曲、長唄、三曲演奏などが披露され、完成に華を添えました。

主ホール
 最大客席数1800、最大視距離30メートル、4層のバルコニー席を備える馬蹄形ホールです。客席の天井が昇降して、大ホール、中ホールとして利用することができます。容積を変化させることにより、演劇、バレエ、クラシック音楽、コンベンションなど様々な種類の舞台芸術に適した音響空間を実現しました。壁面は、華やかな赤を基調としつつも、舞台への観客の集中度を高めるため、舞台に向かって徐々に黒味が増すように色彩を変化させました。また、音を客席全体にくまなく反射させるため、壁面を柔らかな曲面にしています。舞台は、田の字型の平面を持ち、幅広い演出に対応することができます。

小ホール
 客席数240、舞台と客席との一体感が感じられるワンボックス型のホールです。演劇、音楽、パフォーマンスなど、市民の小規模な芸術活動に対応することができます。客席の側面は落ち着いた小豆色にペイントし、黒いカーテンを吊しています。
 8月29日グランドオープン、その後「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」を始め、多種多様なスケジュールが予定されています。新しくなった市民芸術館へ、みなさまぜひお出掛け下さい。

取材構成 中信事務所
取材協力 まつもと市民芸術館


主な自主事業スケジュール(2004.9月~2005.3月)
大ホール 小ホール
9月
2004サイトウ・キネン・フェスティバル松本
アルバン・ベルク:オペラ「ヴォツェック」
演出:ペーター・ムスバッハ
装置:安藤忠雄
指揮:小澤征爾
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
音楽「ゴメン!遊ばせクラシック」
出演「仲道郁代ほか
~お芝居とコンサートが組み合わされ、
誰もが楽しめる新しい音楽会~
音楽「ブラスト!」
~話題のブラスとマーチングのエンターテイメント。
松本で世界最終公演を迎える~
朗読「百物語」
出演:白石加代子
~実力派女優が繰り広げる「恐怖」を
キーワードにした朗読舞台~
演劇「スカパン」
作:モリエール
演出・主演:串田和美
~可笑しくてやがて哀しいスカパンの悪だくみの数々。フランスを代表する古典喜劇の傑作が串田演出で蘇る~


第9回まつもと演劇祭
~東京、大分、大阪など各地の有力劇団も参加、ピカデリ-ホールと芸術館で15劇団により2ヶ月にわたって開催~
10月
古典「野村万作・万斎狂言公演」
~日本の伝統芸能シリーズの第1回目は狂言に注目~
11月
音楽 オペラ「椿姫」
スロヴァキア国立歌劇場
~ヴェルディの中でも最も人気のある作品を
実力ある歌劇場が上演~
演劇「化粧」
作:井上ひさし
出演:渡辺美佐子
~日本を代表する珠玉の1人芝居が17年ぶりに松本へ~
12月
演劇「喪服の似合うエレクトラ」
作:ユージン・オニール
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ他
~アメリカ演劇の代表作。
豪華キャストでの本格上演が実現~
◇実験劇場 ダンス
「Noism04 新作」
演出・振付:金森穣
~朝日舞台芸術賞を受賞するなど現在最も注目の
コンテンポラリーダンス~
演劇「見よ、飛行機の高く飛べるを」
作:永井愛 
演出:アントワーヌ・コーべ
~フランス人演出家が描く、明治末期の女子師範学校生たちの青春グラフィティ~
1月
2月
3月
演劇「ナイロン100℃新作公演」
作・演出:ケラリーノ・サンドロビッチ
~演劇界をリードする話題の劇団による新作が早くも登場~
◇実験劇場 演劇
「コーカサスの白墨の輪」
作:ブレヒト
演出:串田和美
~20世紀を代表する名作が、串田演出で壮大な音楽劇へ。
松本から全国へ発信~
演劇「イッセイ尾形のとまらない生活2004」
~さまざまな生活者を描いて長い人気の1人芝居~
都合により内容に変更が生じる場合があります。


お問合せ
まつもと市民芸術館
TEL:0263-33-3800 FAX:0263-33-3830
E-mail:mpac@city.matsumoto.nagano.jp
このページの上へ