週末情報

信州の花めぐり
春の週末は、花だよりに誘われて。

　春の訪れを告げる桜前線。今年は例年になく早い訪れとなりましたが、信州は四季を通じて美しい花々が咲き競う自然の宝庫。身近なところにも花の名所はたくさんあります。うららかな春の週末、花だよりをチェックして信州の花めぐりを楽しんでみてはいかがでしょう。

●奥裾花自然園（鬼無里村奥裾花）＜4月下旬～5月いっぱい＞ 　7ヘクタールの湿原地帯に広がる奥裾花自然園（4月28日（水）開園予定）。雪解け水でうるおう湿原の雪の解けた部分から、白く可憐な花が咲き始め、一面に咲き揃う。 ■問い合わせ／鬼無里村観光協会　TEL026-256-3188

●飯山城跡公園（飯山市）＜4月中旬～5月上旬＞ 　上杉謙信築城の飯山城跡全体が桜色に染まる、北信州随一の桜の名所。数百本のソメイヨシノが咲き競う。 ■問い合わせ／飯山市商工観光課　TEL0269-62-3111 ■菜の花 ●菜の花公園（飯山市）＜4月下旬～5月上旬＞ 　春霞にけむる千曲川のほとり一帯に咲く、黄色い菜の花の大群落。GWの5月2日～5日には「いいやま菜の花まつり」が開催され、菜の花公園のライトアップや菜の花迷路が楽しめる。菜の花展覧会（4月24日（土）～5月1日（土））、菜の花読書会、朧月夜音楽祭、菜の花オリエンテーリングなどのイベントや、苗木プレゼント、写真撮影会も。 ■問い合わせ／飯山市商工観光課TEL0269-62-3111

■チューリップ ●チューリップの里（千曲市）＜4月上旬～5月上旬＞ 　新潟・富山・オランダからの輸入球根、約200種類・100万本を栽培する、世界でも珍しい球根を掘り取って持ち帰れるチューリップ園。ピンク、赤、黄など、色とりどりのチューリップが畑を覆いつくす。「チューリップまつり」（4月4日（日）～5月5日（水））の期間中は、咲いているチューリップを球根ごと掘り取って持ち帰ることができる。 ■問い合わせ／農業生産法人（有）チューリップの里　TEL026-272-0200

■カタクリ ●五竜かたくり苑（白馬村）＜4月下旬～5月上旬＞ 　カタクリは白馬村の村花。五竜岳に武田菱の雪形がくっきりと現れる頃、白馬五竜スキー場の麓に可憐なカタクリの花が咲く。毎年、GWには「白馬五竜かたくり祭り」が開催されている。 ■問い合わせ／白馬五竜観光協会　TEL0261-75-3131 ■フクジュソウ ●姫川源流自然探勝園（白馬村）＜4月上旬～下旬＞ 　白馬村、小谷村を流れ、日本海に注ぐ姫川。その源流一帯は、春の雪解けとともにフクジュソウ、ミズバショウの花が咲き競う。4月10日（土）～25日（日）は「福寿草まつり」。 ■問い合わせ／白馬さのさか観光協会　TEL0261-75-2811

■ツツジ ●鳩吹公園（伊那市）＜4月下旬～5月中旬＞ 　5月上旬～中旬、伊那市内の民家の庭先や商店街、学校、工場の庭、道路脇などあちこちで、ツツジの花の饗宴が見られる。特に鳩吹公園、高尾公園、つつじ街道、春日公園が見事。鳩吹公園はつつじの里メイン公園として、10数種類・約3万5000本のツツジが咲き乱れる。5月中旬の「つつじ祭り」では各種イベントを開催。つつじの苗木のプレゼントも。 ■問い合わせ／伊那市観光協会・商工観光課　TEL0265-78-4111

■サクラ ●高遠城址公園（高遠町）＜4月中旬～5月上旬＞ 　樹齢100年を越える約1500本の「タカトオコヒガンザクラ」が咲き競う桜の名所。花形はやや小ぶりで赤みを帯び、その可憐さと規模の大きさは「天下第一の桜」と称されるほど。県の天然記念物に指定され、平成2年には日本さくらの会の「さくら名所百選」にも選ばれている。「高遠さくらまつり」は5月5日（水）まで開催。 　城址公園上の山腹にある「花の丘公園」には、八重桜500本の他、約3000本の桜。高遠城址公園の桜が散った頃から見頃を迎える。 ■問い合わせ／高遠町観光協会　TEL0265-94-2552