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月刊中小企業レポート
更新日:2006/03/30

新年を迎えて

長野県知事 田中 康夫
長野県知事 田中 康夫

 あけましておめでとうございます。
 新年を迎えるにあたり、世界には今なお戦火にさらされる人々も多いなか、長野県が穏やかな新年を迎えられる喜びをかみしめるとともに、本年も「いつでも、どこでも、誰でもが」を合い言葉に、意欲溢れる県民の皆様と共に、長野県の改革を進めて参りたいと、気持ちを新たにしております。
 昨年12月に、県総合計画審議会より、「未来への提言~コモンズからはじまる長野県ルネッサンス」と題する、将来の社会のあるべき姿を展望した中間答申をいただきました。これは、真の意味でゆたかな脱物質主義の社会を実現するために、その中心に置かれるべきは、市民一人ひとりであり、その人々が暮らす地域であり、そしてその地域を創っていく人間的な絆である「コモンズ」であること、また、信頼で結ばれた「コモンズ」の自律的な人々の活動により、人間性を回復し、美しい自然環境を取り戻し、長野県に優れた文化を育み、新たな経済の発展を起こしていくことが大切であるとの、まさに地域に軸足を置きながら、長野県が未来に向けて歩み始めるための提言であります。
 私を始めとする県職員一人ひとりは、この提言を具現化すべく、勤勉で自律的な220万県民とともに全国の自治体に先駆け、「信州革命」を進めてまいります。
 皆様にとって、新しい年が明るくより良いものでありますよう祈念いたしまして、ごあいさつとさせていただきます。
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