トピックス東西南北 地場の特産品を共同販売!地域全体の観光消費拡大をめざして |
大町市の特産品を全国に・組合ホームページ開設 組合のある大町市は北アルプス、黒四ダムの玄関口であるほか、市内にも大町温泉郷、青木湖・木崎湖等の観光地を抱える山岳観光都市である。 組合では、この観光地である地域特性を活かし、地元での消費が主体であった地場産品を観光消費と結びつけることにより新しい市場を開くべく地元の有志が相寄り、「良いでしょう」を意味する地域の言葉を使った「いーずら大町特産館」を設立し、共同販売店舗を設け、異業種による観光土産品の共同販売を行っている。 店舗内は26組合員のそれぞれの商品が並べられ、喫茶も併設されているためその場で地場食品を味わえるようになっている。また顧客の要望により、異業種の共同化ならではの異種商品のセットによる地域イメージの濃い商品も提供している。 現在店舗を拠点とした小売販売を重点に、大町市内、県内はもとより、首都圏や他県のさまざまな物産展などのイベントにも積極的に参加し、大町市のPRも行っている。また、新たな特産品を創出するためにイベント開催時において旬の材料や地元色の濃い材料を使った商品の開発を進めている。 さらに昨年度から新しい取り組みとして組合ホームページを開設し、組合員の製造した地場産品の通信販売を始めた。
松本地方のおふくろの味を製造販売 このほど、松本市内の農家の主婦が中心となり“企業組合おふくろ工房・松本の味”が設立した。この組合は自家製の農畜産物を自らが加工・販売し、安全でおいしい食材を消費者に直接販売することにより、やりがいと収入の確保を目指して設立されたものである。 組合は初年度、松本市神林の松本ハイランド農業協同組合神林支所の施設内に食料品の加工施設を設置し、イベントを中心として漬物(福神漬け・大根漬け・野沢菜漬け・セルリー味噌漬け)、総菜(おやき・キャラフキ・佃煮他)、生そば、餅、おこわ、菓子(あんころ餅・すあま・そばかりんとう・3色饅頭他)等の製造販売を行う予定である。次年度以降は、通年でこれらの食料品の製造販売を行っていくとともに、松本地方のおふくろの味を味わえる食堂の設置も計画している。
安全でおいしい食材を食卓に 今年度に入り、塩尻市の農家が中心となり、共同販売を行うための法人組織“あおぞら協同組合”を設立した。 これまでは生産してきた農産物の販売は農協に依存していたが、今後は、消費者の嗜好の変化に対応し安全と食味を大切に付加価値の高い商品を供給しなければ、安値の輸入品のみならず国内の産地間競争にも敗退することになりかねないという思いが、この地域の農家を組織化に動かした。 このグループでは組織化する前から減農薬有機栽培を続けた結果、安全性と味の良さを認められ、自ら販売先(関西方面のスーパー)を開拓することができた。今後は、組合で共同販売を続け、さらなる経営の効率化と教育情報事業による農産物の品質確保を図っていく方針である。
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