特集2 第54回中小企業団体全国大会
~改革のうねりの海に今こそ発揮組織力~


 去る10月17日(木)、「さいたまスーパーアリーナ」において、県内外から約6,700名の中小企業団体者が参加し、第54回中小企業団体全国大会が盛大に開催されました。(長野県中央会関係代表者215名が参加しました。)
 当日は晴天に恵まれる中、西川経済産業省副大臣をはじめ大勢のご来賓の方々のご列席のもと、「改革のうねりの海に 今こそ発揮 組織力」をキャッチフレーズに、経営革新に取り組む中小企業に対する支援などを求める14項目の決議が行われ、また優良組合、組合功労者、中央会優秀専従者に対する表彰事業などが行われました。

宣言
 長期にわたる不況下、景気回復の糸口も見えない中で、日本経済を支える底力であるべき中小企業は困窮を極めている。加えて、構造改革の痛みは、中小企業と中高年齢労働者に集中して現れている。
 このまま、有効な対策が打たれなければ、中小企業は壊滅の危機に立たされ、日本経済も崩壊に追い込まれると認識すべきである。
 今こそ従来の制約にとらわれず、中長期的な展望を持って、大胆な景気対策を即断・実行し、デフレ経済からの脱却、民間需要の拡大、新規雇用の創出を実現しなければならない。さらに、厳しい状況にあえぐ中小企業への金融対策に万全を期すべきこともまた当然である。
 他方、かかる時期に、中小企業を狙い打ちにし、壊滅的な打撃を与える天下の悪税、外形標準課税の導入をはじめ、消費税の改悪、政府系中小企業金融機関の見直しなどを考えることは、景気回復に逆行する言語道断の策である。
 本日、全国の中小企業団体の代表6,700名は、彩の国さいたまのシンボルである創造的都市空間「さいたま新都心」に集結し、「変革のうねりの海に 今こそ発揮 組織力」をキャッチフレーズに全国大会を開催し、我が国中小企業が、時代のニーズに即応して積極的にその期待に応えていくために必要な重点事項を決議した。
 政府は、全国500万の中小企業が、その活力を最大限に発揮し、希望と勇気を持って、明るい展望を切り拓いていくことができるよう、本大会が決議した事項を早急に実現すべきである。
 我々中小企業もまた、我が国社会の礎として、それぞれの地域・分野において、懸命の努力を続けてきたところであり、本日の大会を契機に、企業家精神をさらに発揮しつつ、中小企業組合等連携組織に相互の力を結集し、希望と活力に満ちた新しい経済社会の創造に向けて、大きく翔くことを期する。
 右宣言する。  
  平成14年10月17日 第54回中小企業団体全国大会


表彰された県内優良組合と中央会優秀専従者
 
表彰事業については、優良組合3組合、中央会優秀専従者2名に対し、表彰状と記念品が授与されました。

優良組合

理事長
千曲川県営水道工事業協同組合
長野県長野市篠ノ井布施高田南条1018番地10
理事長
設立年月日 昭和46年12月14日
組合員数 64人
主な共同事業
1. 共同購入事業
2. 教育情報事業
3. 公営企業管理者へ諸手続等の事務代行事業

理事長 花村 薫
理事長
花村 薫
明科工場団地協同組合
長野県東筑摩郡明科町大字七貴6093番地4
理事長 花村 薫
設立年月日 昭和61年5月28日
組合員数 7人
主な共同事業
1. 共同施設事業
2. 共同購買事業
3. 研修生受入事業

理事長 田中 一正
理事長
田中 一正
つれてってカード協同組合
長野県駒ヶ根市上穂栄町3番1号
理事長 田中 一正
設立年月日 昭和50年6月20日
組合員数 182人
主な共同事業
1. ポイントカード発行事業
2. 販売促進事業
3. 広告宣伝事業


中央会優秀専従者

渡辺 義作
渡辺 義作
○昭和35年3月11日生
○長野県中小企業団体中央会
○労働広報部労働広報課 主任

増山 清
増山 清
○昭和33年6月23日生
○長野県中小企業団体中央会
○総務部総務課 主任


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