和田宿温泉
ここは旧中山道和田宿。
豊かな自然と奥深い歴史ロマンを楽しんでみよう。 |
その昔、中山道中でも屈指の大宿となっていた和田宿。道中最大の難所である和田峠を控えているため、多くの旅人がこの和田宿に憩いを求めたのでした。今も旧道沿いには、往時の面影を残す家並などが散在しています。
そんな歴史豊かな和田村の中央部、依田川の清流を望む広大な敷地が「湯遊パーク」というスポーツ&コミュニティ施設になっています。
|
ふれあいの湯 |
「湯遊パーク」の中核施設となっているのは、「和田宿温泉・ふれあいの湯」。村営の日帰り温泉施設です。カラ松の集成材でつくられた建物は、ドーム状の大きな吹き抜けを持つユニークなもので、隣接して「ふれあい食堂」も設けられています。
地下1300メートルから湧出する天然泉は、疲労回復などに最適な肌に優しい湯。総ガラス張りの浴槽からは、窓越しに穏やかな里山の風景が一望できます。
パークで遊んで、温泉に浸って、家族で訪れるには最適のスポットと言えそうです。
|
歴史の道資料館「河内屋」 |
ところで、和田村には、国史跡の和田宿本陣や歴史の道資料館「河内屋」もあり、公開されています。
和田宿本陣は、往時の姿を復元整備したもの。その名の通り、中山道和田宿の本陣として文久元年(1861)に建設された建物です。幕末から明治を経て、昭和五十九年までは村役場などとしても使用されていました。そして「河内屋」はかつての旅篭宿。当時の貴重な資料などが展示公開されています。
いずれも「和田宿温泉・ふれあいの湯」からは歩いて行ける距離ですから、宿場町の風情を楽しみながら散策してみてはいかがでしょう。
|
和田宿本陣 |
そしてもう一ヶ所、訪ねてみたいのが「黒耀石石器資料館」です。黒耀石とは、天然のガラスのようなもの。はるか旧石器時代には、石器の材料として重要されたものです。そして和田峠周辺が、そうした黒耀石の産地となっていました。
峠周辺からは、大規模な石器造りを行っていた作業場の跡なども発掘されており、また全国各地の遺跡から、和田峠産とみられる石器が多く発見されています。
いわば、旧石器時代の最先端産業集積地。それが和田峠というわけなのです。そんな歴史ロマンを伝えてくれる資料館です。
■ |
和田宿温泉 ふれあいの湯
所在地 |
長野県小県郡和田村4329 |
電 話 |
0268-88-0001 |
交 通 |
JR上田駅から、バス88分上和田下車。
上信越自動車道東部湯の丸I.Cより、丸子東部インター線・国道152号・142号経由、約40分。
長野自動車道岡谷I.Cより国道142号経由、約40分。 |
利用時間 |
10時~21時30分(10月~3月)
10時~22時(4月~9月) |
休 み |
毎週月曜日(祝日の場合は翌日) |
入浴料 |
高校生以上300円
小中学生200円 |
効 能 |
神経痛、筋肉痛、冷え性、慢性消化器病、疲労回復など |
|
■ |
国史跡・中山道和田宿本陣 |
■ |
黒耀石石器資料館
共通入館料 |
大人300円 小人150円 |
問い合わせ |
和田村教育委員会
TEL.0268-41-6123 |
|
|