芸能活動の融合化を図り共同受注のシステムを確立
沖縄県舞台芸術振興協同組合 |
■所在地:那覇市 ■設立:平成10年1月
■組合員数:14人 ■出資金:216万円
■地区:沖縄県
■主な業種:音楽家 演劇家 舞踏家 他
■組織形態:異業種連携組合 ■専従理事:2人 ■組合専従者:1人
■URL:http://www.cosmos.ne.jp/~saps-oki/index.html |
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沖縄県内の芸術活動家の受注確保を目的に組織化、総合プロデュース、企画・運営等のノウハウを駆使し、芸術活動の融合化を図りそれにより共同受注のシステム化を確立した |
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背景と目的 |
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沖縄県では25年ほど前からオーケストラ・声楽を中心にして芸術活動が盛んであり、芸術鑑賞教室等、教育現場や地域からの出演依頼の要請も多いことから、音楽教室・バレエ教室など個人教授所を営む事業所が中心になり、芸術活動を後押しし、受注機会を確保するため協同組合を組織化した。 |
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取り組みの内容 |
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窓口を一本化することにより出演依頼の要請に対応し、演劇公演、芸術鑑賞教育、クラシックコンサート、クリスマスコンサート、ロビーコンサート等を開催している。事業計画の策定については、団体活動と個人教授所の内容をミックスして競合や配分のバランスに注意しているほか、組合員以外のアーティスト50名とも連携して運営している。
多様なニーズに対応するため、演奏家のデータベース化を行い、楽器編成を基にカタログ化し受注を受けた時にパッケージとしてクライアントが選択できるように工夫したことや、演奏料及び演奏形態の設定について不明瞭であったところを体型化し明瞭化した。また、ホームページ制作、各種パンフレットの作成、組合員による直接宣伝等で営業を行っている。 |
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成 果 |
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共同事業の実績については、平成10年度7,158千円、平成11年度13,816千円、平成12年度16,249千円と年々実績は着実に推移しており、当初の目的は達成している。
顧客満足度を高めるため様々なジャンルの芸術活動を融合化するなど企画・運営等のノウハウを活かした提案力が成功の要因といえる。
また、事業を実施することで、思わぬ人的結びつきの拡大につながっており、今後も人的ネットワークによる共同受注の相乗効果が期待できる。 |
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