さてらいと
(中央会四事務所の話題から)


北信事務所
『長野自動車部品工業(協)ISO9001:2000の認証取得』

 近年、インターネットによる情報ネットワークにより、国境の概念がなくなり、グローバル化の進展は、各国固有のシステムから、世界的な標準への変質が求められている。
 県内においても製造業を筆頭にISOの認証取得に取り組んでいる企業が増えている中で、昨年12月、長野自動車部品工業(協)(須坂市・嶋倉健次理事長)がISO90001:2000の認証を取得した。当組合は金属の熱処理加工の共同事業を主な事業としているが、世界に通用する品質保証体制をつくり、さらなるビジネスチャンスを積極的につかもうとした努力が、今回の認証取得につながった。
 尚、今回取得したISO90001:2000は、改訂前のISO90001:1994の要求事項に加え、経営者層の役割・責任をより強調されたり、顧客満足度の情報を監視し改善するといった事項が加味された。
 従って今回の認証取得には、越えなければならない厳しいハードルがいくつかあったが、当組合の自助努力と、県工業試験場技術アドバイザー制度の指導のもと、取得するに至った。



中信事務所
大町の商店街「あめ市」でにぎわう

 大町市の各商店街は、2月9・10・11日の3日間、恒例の「あめ市」を行った。
 厳しい寒さの中、キノコ汁の無料サービスや、雪の滑り台、高さ40センチ程のミニ雪だるまに絵の具で色を着けるイベントが催され大勢の家族連れでにぎわった。
 商店街がイベント期間中のような活気を取り戻すためにも、活性化への取り組みと1日も早い景気回復に期待がかかる。



南信事務所
南信地区三支部で新春経済講演会開催

 去る2月5日、6日に、諏訪、上伊那、下伊那の3支部において新春経済講演会および交流会が開催されました。基調講演に諏訪支部では東洋経済新報社参与・編集委員の篠原勲氏、上伊那支部では東京国際大学教授でエコノミスト・税理士の増田正敏氏、下伊那支部は八十二銀行会長の茅野實氏を講師としてお招きし、昨今の経済情勢および今後の展望についてご講話を頂き、その後活発な意見交換などが行われました。南信地区の中小企業にとって、いよいよ正念場を迎えつつありますが、長引く景気低迷を打ち破るには私達はいかにすべきかという重い課題について、示唆に富んだ大変有意義なお話が聞かれました。


東信事務所
「明治大学で企業家精神講演」

 佐久市工場団地事業(協)の、佐々木工業(株)佐々木正行社長は、先頃明治大学政治経済学部総合講座で、講師を務められた。
 第1部250人、第2部80人の学生を前に、経営者としての考え方、協同組合の取組、ISOの取組、そして若者へ人生のアドバイス等講演された。
 この講座は、日本経済を支える中小企業経営者の、実践的かつ経験的な企業家精神、経営戦略・戦術を学生に学んでもらうもので、全国の中小企業経営者が講師を務める。
 企業家精神あふれる講演は、多くの学生の刺激になったことだろう。


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