島崎藤村の、小諸なる古城のほとり・・・で始まる「千曲川旅情の詩」で知られる小諸市は、信州の東に位置し、標高500mに流れる千曲川（信濃川）から標高2568mの浅間山麓の、南西斜面に広がるなだらかな坂の町で、北国街道の宿場町・城下町として古くから旅人に愛され、旧本陣（重文）などの見どころがいっぱいあります。また、市内には7つの泉質の異なる温泉があります。

●懐古園

ここ小諸城址懐古園は、『酔月城』と呼ばれ、町よりも低い、全国的にも珍しい『穴城』となっています。緑が繁る園内には、国の重要文化財三の門などが残されているほか、『藤村記念館』『郷土博物館』『動物園』『遊園地』などが点在しています。日本の桜100選にも選ばれており、早咲きのしだれ桜や濃い色の花を咲かせるコモロヤエベニシダレをはじめ約500本の桜が咲き競います。期間中は、夜間ぼんぼりが灯ります。

コモロヤエベニシダレ （小諸市）

●布引観音・釈尊寺

布引観音	千曲川のほとりに『牛にひかれて善光寺参り』の語源となった布引観音があります。重要文化財の観音堂宮殿は京都の清水寺に似た懸崖造りの観音堂に納められ、鎌倉時代の建立です。

●高峰高原

小諸駅から車で30分、標高2000mの高峰高原は車坂峠を中心としたなだらかな高原です。春の芽吹き、秋の紅葉の見事さには定評があります。また、高山植物の宝庫でもあり、シーズンには華麗な花々が咲き乱れます。

●浅間山

標高2568mの日本を代表する活火山。規制緩和により火口から500m前掛山（2524m）まで小諸口に限り登れるようになりました。登山道は、「黒斑コース」と「火山館コース」のほか、「周遊コース」もあり大自然を満喫できます。

○交通ガイド 　鉄道・東京駅から軽井沢駅まで新幹線・しなの鉄道で小諸駅まで約90分 　東京駅から佐久平駅まで新幹線・小海線で小諸駅まで約90分 　車・練馬ICから小諸ICまで約100分 ○問い合わせ先 　小諸市役所商工観光課観光係 　電話　0267-22-1700 　FAX　0267-23-8766 　URL　http://www.city.komoro.nagano.jp