信州の組織リーダー
“~ 人材育成と経営改善により建設業の構造改革を模索 ~”

末木 次郎氏
木曽建設事業協同組合
理事長 末木 次郎

略歴

生年月日
平成13年10月 現在
昭和15年11月生
大宗土建(株)代表取締役社長

団体歴

平成13年10月 現在
(社)長野県建設業協会常任理事
長野県建設事業(協)連合会理事
中信地区建設事業(協)連合会副理事長
長野県中小企業団体中央会木曽支部副支部長
長野県中小企業団体中央会総代

組合の現況

○設立 昭和38年9月 ○組合員 40 ○出資金 51,680千円
○役員 
理事9名 監事2名
○主な事業
・建設工事施工資金貸付事業(金融事業)、物資等の共同購買、組合会館・試験所の運営管理、共済事業、教育情報、福利厚生事業
○専従職員 3人

組合の状況、課題

 長期化する平成不況に加え、アメリカにおける同時多発テロ、炭疽菌や狂牛病問題等、最近の世の中は事件・事故が続発している。一方、完全失業率も5.3%と最悪の状況となっている。特に、建設業界では、公共工事の発注が大巾に減少し、又、大規模工事の発注が増えることにより、参入できない地元の小規模企業にとっては大変厳しい経営環境となっている。
 木曽の主要産業である木材産業も厳しい状況下にある。建設業は、木曽地域における基幹産業として、雇用の確保や地域経済の担い手として、地域経済の発展に貢献しているが、構造不況による年末にかけての更なる環境悪化が懸念される。

理事長として考えること

厳しい環境下にある建設業界であるが、組合員の団結を強め、公工事業の必要性を地域社会に一層理解してもらうための活動を活発に行いたい。
 IT革命や高度な土木技術を修得するために、講習会や研修会等教育情報事業に力を注ぎ、建設産業の人材育成に努めたい。  組合員には、価格競争にのみ走ることに注意を促し、グローバル化の今日、経営者としての意識改革の必要性を訴えている。
 組合員の協力を得て、木曽地域の活性化と発展に努力したい。

趣味・健康法等

 毎日、朝夕の30分ぐらいの犬の散歩とゴルフが健康法である。食べ物とアルコールは何でもOKとのこと。
 テレビでの野球観戦が息抜きで、巨人と長嶋茂雄氏のファンである。モットーは、自分の仕事に責任感を持ち、真面目に努力すること。尊敬する人は、初代社長の故人杉山宗一氏である。
 構造改革が進む中で、建設業は大変厳しい状況下にあり、基幹産業の担い手として、理事長の手腕に期待したい。


目次に戻る