信州の組織リーダー
“~ 異業種連携によるネットワーク化を展開 ~”

野村 稔氏
キッツ協同組合
理事長 野村 稔

略歴

生年月日
昭和44年3月
平成元年7月
平成10年8月
昭和21年10月生 血液型 O型
工学院大学卒
野村工業(株)代表取締役に就任
キッツ(協)理事長就任 現在に至る

団体歴

平成8年4月 商工中金ユース会代表幹事
平成10年8月 諏訪地区外国人雇用連絡協議会会長
長野県中小企業団体中央会 諏訪支部副支部長
長野県中小企業団体中央会 総代

組合の現況

○設立 昭和42年12月 ○組合員 9 ○出資金 4150千円
○役員 
理事5名 監事1名
○主な事業
・金融業、その他

組合の状況、課題

 機械部品メーカーで協同組合を設立したが、産業のグローバル化で、大手メーカーの海外進出が進み、中小メーカーの組合として新たな対応が求められた。異業種交流の重要性から、製造業を中心とした組合に、非製造業の卸売業、サービス業を加え、平成12年8月の通 常総会において定款変更を行い、組合員の増員を図った。
 産業構造の変革が一段と進むなかで、新たな企業経営の展開が迫られており、今後、異業種や産学官の交流・連携が一層求められて来る。

理事長として考えること

 現在、中小メーカーは大変な時代の中に置かれている。この地球上が1つの市場となっており、個々の組合員がグローバル競争に打ち克つために、各々、独自の国際戦略を持たなければいけない。大手に頼らず知恵を出し合えば、新たなビジネスチャンスが生まれるものと信じている。個々企業の自己努力では限界があり、組合としてその点の解決に努力し、個々企業の特色をいかに連携し、将来はネットワーク化を図りたい。
 産学官の交流は今後増々重要となるので、組合としても大いに検討したい。

趣味・健康法等

 定期的に健康診断を受けており、健康には留意している。
 毎朝飲む氏独自の野菜ジュース(小松菜ジュース)が活力の源である。
 ゴルフの機会も多く、食事と同様に歩くことにも心掛けている。趣味として、ランの栽培を20年以上行なっており、自宅に専用の温室を作り胡蝶ランを育てている。ランの手入れをしている時は何も考えず無になることができる。
 尊敬する人物は、師であり父親(故人)の野村千古氏である。氏の教えによって今日の自分があるとの由。好きな言葉は、「チャレンジ」、「努力」である。人の道にはずれず、地道な努力を重ねればいつかは報われる。
 大変な競争の中で、中小企業は新たな決断を迫られており、異業種連携のネットワーク化が発展し、地域産業の活性化に貢献されるよう、氏の一層の活躍に期待したい。


目次に戻る