中小の測量設計業者にとって最近の受注の減少と大手コンサルタントの進出等により、経営の厳しい状況が続いている。 こうした中で生き残りをかけた新たな発展をしていくには、新たな受注の拡大と採算の向上、さらに新しい時代のニーズに即応した技術者育成が必要になった。 そこで、上伊那地区の測量設計業者が集まり、組合を設立された。
公園や道路、公共施設等の造成、緑化整備や森林育成の維持管理の過程で大量 の伐採木や抜根物の処理が近年課題となりつつある。 そこで、長野市内の建設業者が集まり、こうした木材も再資源化のためマルチング材や家畜の敷物として加工し、販売するために「大地を育む」という理念のもとに設立された。
不況のため、中小企業を取り巻く環境が依然厳しい状況に置かれている。 こうした中で中小企業がより安定的、継続的に発展していくためには異業種の中小企業が保有する人材・技術・情報等の経営資源を融合し、新規事業の開拓や外国人研修生の受け入れを行っていく必要がある。 そこで、松本市と穂高町の異業種の中小企業者が集まり、組織化された。尚、組合名の「グール」はモンゴル語で「橋」の意味である。
須高地域は、冬季五輪を契機に国際化が進み、中小企業も国際化に対応できるように体質を改善する必要にせまられている。 このような中で、国際貢献のためにも外国人研修生を受け入れ事業を展開したいと考えた須坂市、上高井郡の異業種の中小企業者によって効果 的な受け入れを実施し、国際化時代に対応するよう組合員の体質改善を図るとともに、組合員の必要とする業務用品の共同購入を行うべく組合を設立された。
軽量気泡コンクリート(ALC)の業界は、バブル崩壊後の長びく不況や過当競争のために販売・施工業者の転廃業・縮小が相次ぎ、品質低下等も危惧される。 そこで県内のALCの販売施工業者が集まり、需要開拓や流通施工体制の一層の整備拡充と品質向上を量 り、合わせて業界内の諸問題の解決と組合員の経営健全化のために設立された。
規制緩和によりLPガスの販売は許可制から届出制となり、他業界からの新規参入もあって業者間の競争が激化した。 こうした中で穂高町のLPガス販売業者が集まり、共同事業によって経営の近代化、合理化を図り、地域社会に貢献するために組織化された。
自然保護に対する関心が高まる中で林業の良さが見直されており、県でも森林整備事業を推進するため指名競争入札を導入した。 そこで、東筑摩郡北部の4村の木材素材生産者が、保有する技術等を融合し、県その他からの共同受注や木材の共同販売によって組合員の経営体質の強化等を図るために組合が設立された。
陸上自衛隊松本駐屯地内の売店のうち、日用雑貨や清涼飲料の販売を行っていた業者が撤退することになった。しかし、多くの隊員が生活するには必要なコーナーであり、業務を継続するために防衛庁からの指導・要請に基づき複数の個人経営者から成る企業組合が設立された。
建設業界は、一般建築物件の低迷及び企業の設備投資の減少に伴い一段と競争が激化している。 こうした中で建設コストを抑えることが急務になっており今まで多くの手間と時間をかけていた見積書作成を省力化し、正確なコスト計算が可能な専用見積ソフトが必要となった。 そこで、このソフト開発を事業化し、多くの建設業者にソフトの活用を図るべく企業組合が設立された。
測量設計業者を取り巻く環境はIT化の進展、発注者ニーズの高度化、多様化が進み、大きく変化している。 こうした状況下で、個々の企業の経営資源を補完し合い連携していく新たな体制づくりが必要となった。 そこで、北信地区の同業者が団結し、共同受注、研究開発等の共同開発を行うことで受注体制の拡充と測量 データ管理システムの構築を図り、併せて組合員企業の経営の安定に貢献すべく設立された。
長引く不況の中で、建設業者間の競争が激しくなり、また客のニーズも多様化し、業者一社だけでの対応も難しくなった。 そのため、中信地区の専門工事業者が集まり、総合的に建設工事を請け負える体制を作り、客が利用しやすい環境を提供することや、組合員の経営の合理化を図り社会的、経済的信用力の向上等を目的に設立された。
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