謹んで新春のお祝詞を申し上げます。
組合員の皆様におかれましては、穏やかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。又、昨年は当共済事業に対しご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
さて、景気も一部では明るい兆しが見られてはきているようですが、依然社会全般にまで及んでいない現状であります。本年は行政の省庁再編がされ又景気対策の新年度予算に対し期待を寄せるところですが、中小企業の皆様におかれましては一層の創意工夫とご努力によって力強く安定した経営基盤を構築されるようご祈念申し上げます。
尚、当火災共済の平成12年度の進捗状況は厳しい経済状況の影響もあり収入共済掛金は伸び悩みですが、支払共済金については例年に比べて火災事故が少なく安定しております。しかし昨年9月に本県南部を襲った集中豪雨は地域の皆様に大きな被害をもたらし、自然の猛威をまざまざと見せつけられました。私共は、被災組合員に対し早急に御見舞共済金のお支払をして復興の一部とさせていただきました。地域における安全と経済を考えた場合強い社会基盤の整備と補償制度の確立が重要であり、当火災共済も本県の実情に添った内容でより良い共済制度として努力してまいりたいと考える次第です。又、中小企業共済では、従来の『くるま共済』の他に『休業補償見舞金共済』と『労働災害補償共済』を昨年から実施し、大変ご好評を戴いております。中小企業者専門の共済組織として、組合員のご要望に応えるために少ない掛金で万全な補償制度を一層充実させ強力にバックアップしていきたいと考えておりますので今年もよろしくご協力をお願い申し上げます。
末筆ながら、本年も組合員皆様のご健勝とご多幸を衷心よりご祈念申し上げます。
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