青年部はスクリーン印刷の発展のため、次代を担う人材の育成と会員相互の親睦を図るため昭和61年に結成された。青年部の構成は組合員の子弟にとらわれることなく、会の承認を得られれば誰でも加入できる。また、親組合の下部組織だが、独自の活動を行っている。親組合は平成10年4月に在京の東京スクリーン印刷(協)と東京クリーン印刷工業(協)が合併してできた組合である。
グループ201の規約第10条(幹事会、例会)は以下のように決められている。
- 幹事会はリーダーが必要と認めたとき召集することができる。
- 例会は、原則として毎月一回開くものとする。例会の内容は別途定められたグループ担当者に一任する。
当青年部の最大の特徴は上記第10条2項を確実に実行している事である。すなわち構成員をAからFまでの6グループに分け、持ちまわりで例会を行っていることである。構成員全員がどこかのグループに加入し、そのグループが例会を取り仕切っている。一回の例会の予算は10万円ということでその範囲内であれば、何をやっても良いということとなっている。マンネリ化を防止するため、6班の構成員を適時組みかえ、型にはまったことは極力避け、「計画を立てないことが計画」と考え自由な発想を大切にしている。
青年部役員のリーダーシップ、親組合の理解、参加型から全員運営型への運営の変更、クリエイティブな発想の重視、異業種との交流などが成功要因となっており、特に親組合が次代を担う人材育成のまたとないい錬成の場と考え、暖かく見守っていることがあげられる。
しかし、現時点では、年齢制限を置いていないので必然的に高齢化は避けられないが、今後は自然発生的にOB会ができていくものと考えている。
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