信州の組織リーダー

”~組合事業に力を注ぎ、組合員の経営基盤の向上をめざす~”

岩崎茂夫氏
長野県水産物協同組合
理事長 岩崎茂夫氏

略歴

昭和8年5月生 血液型A型
昭和27年 長野商業高等学校卒
昭和37年 (株)城山水産代表取締役

団体歴

平成2年5月 長野県水産物商業(協)副理事長
平成4年4月 長野水産食品衛生組合 組合長
平成7年12月 長野商工会議所常議員
          同中小企業委員会 副委員長
長野県中小企業団体中央会総代 長野支部理事

組合の現況

○設立 昭和13年2月
○組合員 168名
○資本金 17,510千円
○理事15名 監事2名
○事務局職員 13名
○主な事業
 折詰の加工 学校給食素材納入 包装資材等共同購買 水産物共同販売

組合(業界)の抱えている課題

組合員の高齢化と後継者難、大型店の進出による競争の激化とそれに伴う組合員の減少が組合の課題である。組合では組合員の経営基盤の向上をめざし各種事業を積極的に推進し、また、後継者育成のために青年部活動に力を入れているが、より一層青年部を活性化するために周辺地域の若手と手を携えていきたいと考えている。

理事長の考え方

前述のとおり、最近では大型店に押されて街の魚屋さんは苦戦しているが、今後は地域に密着したきめ細やかなサービスも行っていきたいと思う。
また、地域のお年寄りのために何かお手伝いできることを見つけ出しぜひ協力したいと思う。
最近は食生活の変化で魚離れが進んでいるが、組合では魚料理の普及と家庭料理の大切さを教えるため、料理講習会等を開いているが、主婦の皆さんより好評を得ているので、今後も続けたいと思う。
さらに組合員に対して生鮮食品の衛生管理を徹底と、消費者との対話を大切にして地域の皆さんに安心して組合員のお店を利用していただくよう努めていきたい。

趣味・健康法等

趣味は書道、謡曲の他善光寺さつき会会長を15年余務め、国風会盆栽展に何度も入選している。
また、柔道は高校時代から鍛え講道館七段。一昔前までは自宅に柔道場を開き、柔道を通じて青少年の育成に努め、知事表彰を受けている。
尊敬する人物は父親である。好きな言葉は「温慈恵和」自然との共生。
これからも業界の発展と地域への貢献のために氏の活躍を期待したい。

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