信州の組織リーダー

”~強い団結力で受注確保と後継者育成をめざす!!~”

畠山善文氏
長野県板金工業組合
理事長 畠 山 善 文氏

略歴

昭和10年5月生 血液型A型
昭和27年3月 長野高等簿記学校卒
昭和27年4月 畠山板金工業所入社
昭和32年4月 事業主となる。
平成8年4月 (株)畠山工業を設立 代表取締役社長に就任

団体歴

平成7年6月 全日本板金工業組合連合会副理事長
平成7年6月 関東甲信越板金工業組合協議会会長
平成10年4月 (社)長野県建設専門工事業団体連合会会長
長野県中小企業団体中央会理事

組合の現況

○設立 昭和41年2月
○組合員 640名
○出資金 294千円
○理事29人 監事5人
○青年部150人
○事務局職員2人
○主な事業 技能向上他各種講習会の実施 技術開発 責任施工保証事業 福利厚生事業他

組合(業界)の抱えている課題

組合員の後継者難が大きな課題である。原因の一つが技術の習得に最低5年はかかることがあげられる。業界の体質的な原因としては、企業の集約化が進んだことで独立していた人が一ヶ所の企業へ集まってきたこともある。もう一つはアウトサイダーと組合員との価格競争が激しいことである。こうしたアウトサイダーをできるだけ組合に取り込んで行くことが重要である。

理事長の考え方

技術の向上と品質の確保には力を入れており、組合では全国に先がけて責任施工保証事業を実施し、品質の保証をおこなっているがこれからも続けたいと思っている。
オリンピック終了後は大型の物件が少なくなったので、受注の確保にさらに力を入れていきたい。
後継者育成のために技術研修に力を入れる一方で、青年部の活動に積極的に協力していくつもりである。
また、将来は女性部をつくり組合運営にもっと奥さんたちの意見を反映させたい。
長野県は南北に長く地域によって屋根の構造も違うが、他の県に比べても金属板屋根を使う家の比率も多い方で、地域の気候風土に合った品質の良い屋根づくりをこれからも心掛けるようにしたい。

趣味・健康法等

健康法は、運動不足にならないよう、できるだけ歩くようにしている。食べ物の好き嫌いはあまりないが、どちらかといえば辛党である。アルコール類は洋酒党でウイスキーをたしなむ。タバコは1日1箱ぐらい。
好きな作家は西村京太郎で彼の推理小説を愛読している。プロ野球は巨人ファンで最近は元木選手を応援している。趣味は健康のためのゴルフ。好きな言葉は「努力」。尊敬する人物は組合の歴代の理事長で、今まで組合をまとめてきた強いリーダーシップに学ぶべきことが多い。
これからも氏の活躍と組合の発展を祈念したい。

目次に戻る