全国大会に参加して

〔中信地区〕
　塩尻アルプス工業団地協同組合
　専務理事　中　村　俊　治

　全国大会に本年で６年連続参加させて頂き、その都度、開催県をオプショナルツアーも含め垣間見て、我が郷土と比較することも大切な自己啓発と認識し、大変有難く幸せに思っております。
　本年の沖縄県も開催地宜野湾市を始め那覇市、名護市等主要都市を見るにつけ、高付加価値を上げることの出来る製造業は極少数の風土で、観光収入と農産物に頼る経済では基地問題も賛否の狭間に揺れるのもむりからぬ事と痛感しました。
　肝心の大会は運営関係者の労苦を思いやると同時に、いつもながら閣僚の代理者と中途退席は特に総理の唱える中小企業国会の開催直前であることも、重なり考えさせられる事でありました。
　再来年の長野県開催時に対し卑見を申し上げるならば
　　大会の時間は２時間以内
　　特産品展示即売会は数多く出店する
　　重い大会記念誌を軽量化する（全員配付でなくても可）
等であります。
　最後に帰着松本空港は曇天の為、パイロットの三度目の決断トライで着陸したことも書き加えておきたい。

〔南信地区〕
　梓観光物産協同組合
　常務理事　井　原　章　好

　秋なかば乍ら真夏の様な日差しを浴びて沖縄大会に参加させていただきました。今回は優良組合表彰の栄誉にあずかり中央会関係の方々並びに関係諸団体各位の御厚意の賜と深く感謝致し御礼申し上げます。松下代表理事都合により欠席のため代行して始めて前列の席より大会の進行を拝聴しました。中小企業庁長官のお話しの中から小渕総理の来たる臨時国会を中小企業国会と位置づけ、新たな中小企業基本法の思い切った措置政策を実施したい旨等時代の推移と時宜を得た発言と感じる事が出来ました。又同会場にて初めての懇親交流会が開催され吉山沖縄県中央会々長の御挨拶の中で「沖縄県民カク頑張レリ」の言葉の中に戦中の壮烈な地上戦で尊い生命の犠牲と戦後の基地問題等歴史を背負っての現状を本土より参加した各県の大勢の方々に訴え理解を求めた感がしました。現在沖縄にはこれといった大きな産業は特になく亜熱帯気候と７色の美しい海、各島々から連なる珊瑚礁等観光資源が豊富な事から今後の発展に観光産業が重要な役割を果たすと思われます。過去１０年前に比べると大きく変貌しており諸施設も改善されて来ました。特に長寿県日本一を誇る事から食生活材料の一部ですが内容を知る事が出来ました。ミネラル豊富な純黒糖、沖縄もずく、多種薬草配合の琉健茶等数々の良品が多数あり購入も出来ました。幸い３日間共に暑い中でのスケジュールでしたが無事終了する事が出来て第５１回の意義ある大会であった事を強く感じました。

〔北信地区〕
　長野県農業機械商業協同組合
　専務理事　窪　田　定　一

　太陽と海の恵みに満ちあふれ、琉球の歴史が育んだ色彩豊かな南海の勝地、沖縄県宜野湾市沖縄コンベンションセンターに於て、全国中小企業者５０００余名が参集し、大会が盛大に開催され誠に有意義でありました。
　沖縄タイムスは２面で大きくＰＲ、更に５回連続で中小企業の重要性と知事さんの中小企業に対する前向きの姿勢を掲載、沖縄の発展は２０００年サミットと中小企業の振興にあることを痛感いたしました。
　戦争による大きな痛手を受けた実状を目の前に見て、出席者一同心から沖縄の発展をお祈りするものであります。

〔東信地区〕
　上田ソフトパーク事業（協）　理事
　（株）三友情報システム　代表取締役　小　林　　功

　初めて参加した全国大会の規模は想像を上回るものであり、大会関係者のご苦労に敬服すると伴に、全国より中小企業団体関係者が大会テーマ「組織の力で経営革新築こう２１世紀」の下に集結し、中小企業施策の生の部分を体験できたことは大変意義深いものでありました。来賓では代理者の多いことは気になりましたが、やはり中小企業団体及び中小事業者の生の声をどのように反映させるか今後工夫が求められると感じました。
　東信地区の場合上小・佐久支部と共催で行われるため、この全国大会の参加により充分懇談交流ができ大変有意義なものであり、改めて佐久支部の方々に感謝申し上げます。また、今回のパーティーはスケールが大き過ぎるのでどうかとは思いますが、このような機会に開催県にとらわれず、全国の方々と交流する場を設けるのもおもしろいと思われました。
　本大会を通じて、自分自身と同じ考え・意識を持つ人がこのように大勢いるということに感銘し、今後の中小企業施策に反映されることを切に願います。

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